甘くて美味しい「水出し緑茶」の作り方!日本茶アドバイザー直伝レシピ
日本茶アドバイザー直伝レシピ!水出し緑茶の作り方を解説します。麦茶派の人も、アイス緑茶の美味しい甘みに気づくきっかけになるかもしれません。
こんにちは、「季節の和菓子と楽しむ日本茶サロン」主宰・日本茶アドバイザーの柳澤ゆり子です。
「暑い日と言えば麦茶」というイメージが強いとは思いますが、緑色が目にも涼しい緑茶も、ぜひレパートリーに加えて欲しいと思うのです。
今回は「甘くて美味しい冷茶の淹れ方」を3種類ご紹介します。
あまりに身近なので意外と知られていませんが、緑茶は非常にたくさんの栄養を含んでいます。
何と、緑茶にはビタミン13種類のうち、D以外の12種類が含まれるのです。
- 渋味の成分である「カテキン(タンニン)」
ポリフェノールの一種なので抗酸化・抗菌効果などがあります。
- 「ビタミン類」
美肌効果(シミやソバカスの抑制)、動脈硬化予防、ストレス解消効果などがあります。
- 苦味の元となる「カフェイン」
覚醒作用・利尿作用・新陳代謝促進作用の他、血液循環を促進したり、疲労を回復させる効果もあるのです。
- 旨味成分の「テアニン」
血圧上昇を抑制する効果まであります。
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上で挙げた様に、各種の成人病予防になるだけでなく、他にも風邪予防・口臭・虫歯予防・疲労回復など、緑茶の効能効果は多岐にわたります。
歴史的に見ても、「茶人は長生きな人が多い」というデータもあるそうです。
氷でじっくり淹れる方法が、時間はかかりますが、最も甘みとトロミがでます。
玉露や高級煎茶が最も適していますが、入手が難しい場合は、深蒸しタイプの煎茶でも構いません。
1. 通常の高い温度で淹れる際の2~3倍のたっぷりの量の茶葉を使用します。
茶葉を惜しんではいけません。
2. 茶葉が浸る程度の冷水を注ぎ、その上に氷をたっぷりのせ、蓋をして2時間程待ちます。
部屋の温度にもよりますので、あくまでも目安です。
以上で出来上がりです。
甘くて美味しい冷茶の味に驚かれるはずです。
ぜひ、大切なお客様がいらっしゃる際に試してみてくださいね。
ガラスの小さめのグラスでお出しすると涼しさが演出できます。
冷水で淹れる方法は5分程で出来上がるうえ、高い温度で淹れるより苦味・渋味が出ないので、旨味と甘みがひきたつ手軽な方法としてお勧めです。
やはり、玉露や高級煎茶がお勧めではありますが、入手が難しい場合は深蒸しタイプの煎茶で十分です。
玉露の芽茶も良いですね。
水出し緑茶の作り方(所要時間5~7分)
1. 高い温度で淹れる際の二倍程度(2人分目安 約10g)の茶葉を使用します。
2. 冷やした水を200ml程注ぎ、蓋をして5~7分待ちます。
以上で出来上がりです。
こちらも、ガラスのグラスで美しい色も楽しんで頂きたいです。
濃いめに淹れたお茶をたくさんの氷で急冷する方法は、すぐにできますので急ぐ際に便利ですし、高い温度で淹れるので香りも楽しむことができます。
1. 急須に通常より多めの茶葉をいれます(2人分の目安6~8g)。
2. 湯ざましなどで80度程度に冷ました湯を急須に注ぎ、約1分待ちます。
3. 氷をたっぷりいれたグラスに注げば、出来上がりです。
だしパックに、お好みの煎茶や玉露を自分でセットすれば、オリジナルで美味しいティーパックが出来上がります。
普段は麦茶をゴクゴク派の皆様も、大切なお客様には、少しだけ丁寧に冷茶を淹れて差し上げてください。感動されること間違いありません。
ワイングラスやシャンパングラスを使うと、よりおもてなし感がUPします。
急須の代わりにガラスのポットを使うのも、お茶の綺麗な色が見えて涼しそうでお勧めです。
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