こんにちは、管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。
ようやく風に秋の色を感じる季節になりました。
あの暑さは夏の思い出とともに心に残っていますが、残しておきたくないのが夏の日焼けです。
シミにさせたくないなら、食べ物でケアをしましょう。
しかし、美白効果があるといわれる食材も、食べるタイミングを間違うと逆効果。
紫外線を吸収する食べ物にもなるのです。
お肌再生のための食材と食べるタイミングをご提案します。
トマトやスイカの赤い色素は抗酸化物質が特に高いリコピン。
トマトで知られているリコピンですが、スイカはトマト以上にリコピンを含んでいます。
最近の研究ではリコピンにはメラニン色素の生成を抑える作用、紫外線による肌の赤味を軽減する作用が明らかになっています。
コラーゲンを増やす働きもあるので、ハリの復活も期待したいですね。
今が旬!
シークヮーサーには「ノビレチン」という抗酸化物質ポリフェノールの一種が含まれています。
柑橘類に多い成分ですが、シークヮーサーはノビレチンの成分がずば抜けて多いのです。
肌は紫外線を浴びると、「プロスタグランジンE2」というシミや皮膚がんの原因物質を作ります。
「ノビレチン」は、この「プロスタグランジンE2」の生成を抑える作用をすることでシミを予防します。
「ノビレチン」はシークヮーサーの果皮に含まれるので、ゆずのように果皮を剥いて刻んで。
皮ごと食べるようにしましょう。
ビタミンA、B群、Eいずれ含有量は食品でトップクラス。
肌や粘膜を健康に維持するために欠かせないビタミンです。
唯一、ビタミンCが不足してしまうので、副菜にはたっぷりのお野菜を。
ビタミンA(βカロチン)・C・Eはそれぞれ抗酸化作用が有りますが、いわゆるビタミンエース(ACE)を一緒に摂ることで抗酸化作用が高まります。
西洋カボチャはこの3つのビタミンの含量が多く、しみを防ぐだけでなく美肌を作るためにも有効です。
グルタミン酸、システイン、グリシンという三つのアミノ酸が結びつくと、「グルタチオン」という紫外線防御作用のある物質が作られます。
マグロやたまごは、この3つのアミノ酸の含有量が特に多い食材です。
しかしアミノ酸は特定のアミノ酸だけをカラダが吸収することはできません。
たんぱく質食品といわれる肉や魚・卵や大豆製品はなどは各アミノ酸がバランスよく含まれています。
たんぱく質食品は毎日食べるようにしましょう。
ただし、脂も多い部位がありますので、脂や皮は避けるといいですね。
そして、美白の王道ビタミンCをたっぷり摂りましょう。
ビタミンCを多く含む食品は以下の通りです。
しかし「ソラレン」という物質には注意が必要です。
ソラレンは、摂取後2時間に紫外線吸収率が高まるそう。
ソラレンが含まれる食べ物は、柑橘類・キウイやきゅうり・パセリやシソなど、ビタミンCたっぷりの食材です。
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