パリの地下鉄(メトロ)の乗り方完全攻略ガイド!
パリは、山手線の内周にすっぽりおさまるほどの小さな街。
市内を縦横無尽に走っている地下鉄(メトロ)を乗りこなせるようになれば、パリ観光も楽にまわることができます。慣れない土地で公共機関を利用することは、最初は勇気がいるかもしれませんが、意外と簡単なんですよ!
そんなパリの地下鉄の乗り方を、わかりやすく説明します。
このMETROマークが入り口です。”M”だけの標識のこともあります。
駅名の横についている数字は、その駅を通っている路線を示しています。写真のOberkampf駅の場合だと、5番線と9番線が通っているということになります。
東京都の地下鉄と同様、切符を窓口もしくは券売機で購入することができます。
券売機は改札の近くにあります。出口によっては改札のみで券売機のない出口もあるので、そのときは別の出口から入ってください。”Vente”という文字が目印です。
右上にある、コインとクレジットカードのマークに注目してみてください。
これは、その券売機で利用できる支払い方法をあらわしています。支払い方法はコイン、クレジットカード、紙幣の3通りありますが、この写真の券売機の場合は、クレジットカードとコインのみが使用可能で、紙幣は使用不可ということになります。
こちらはNavigo(ICカード)のチャージ専用機で、切符の購入はできません。
入力については、タッチパネルのタイプ、ローラーを上下に転がして選択するタイプ、ボタンで選択するタイプの券売機があります。
緑のボタンがOK、赤のボタンがキャンセルです。英語などの他言語を選ぶこともできますが、残念ながら日本語はありません。
滞在期間や行動スケジュールを考えて、切符を1枚ずつ買うか(ticket +を選択)、Carnet(カルネ:10枚綴りの回数券)を買うか選びましょう。カルネの方が若干お得な料金になっています。パリの地下鉄は、市内であれば移動距離は関係なく同一料金です。
窓口(インフォメーション)には、無料で配布されている地下鉄のマップがあるので、駅員さんに声をかけて、マップをもらいましょう。持ち歩きに便利な小さいサイズと、読みやすい大きなサイズがあります。
意外と戸惑ってしまうのが、日本とは勝手の違う改札の通り方。
改札口で切符を入れ、出てくる切符を抜くとゲートが開く仕組みです。なお、”Navigo reserved”と書いてある改札では切符は使えません。
電車から降りて出場するときは、切符は不要ですが、ときどき検札が入って、その際切符を持っていないと罰金をとられます。駅の外へ出るまで、切符はなくさないように取っておきましょう。
地下鉄は車両によってドアの開け方も色々。ノブをあげるとドアが開くもの、ボタンを押すと開くもの、なにもしなくても自動で開くものがあります。
ホームに続く通路には、進行方面と停車駅が表示されているので、自分の行き先がここに載っているか確認して、ホームへ降ります。
ホームには、”plan de qualtier”と書かれた駅周辺の地図があります。出口(Sortie)が複数ある場合は最も近い出口を確認してから出ましょう。
乗り換えの場合は電車の番号と進行方面の標識に沿って歩けば大丈夫ですよ。
パリの地下鉄にスリが多いことは事実。とかく無防備な日本人は狙われやすくもあります。お財布だけでなく、iPhoneも標的になりがちなので、できるだけ車内では出さないようにしましょう。
そしてバッグもしっかりと体の前で抱え込んで、目を離さないようにしておくといいです。
慣れてしまえば、ごくシンプルなパリの地下鉄。
地下鉄を駆使して限りある旅行の時間を有効活用し、ぜひ、パリという街のさまざまな表情を探してみてください。
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パリ在住。
2014年、花留学のため渡仏。
Rosebud fleuristesでの研修を終え、レストランの定期装花やイベント装花を手がける一方で、コラムニストとしても活動中です。
ブログ「ぽん、ぽん、ぐー。」
http://ponpongoo.blogspot.fr
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