緊張やストレスで発熱!?大人の「知恵熱(ストレス性高体温症)」の症状と治し方

執筆者: 高野絵梨香
急に原因不明の熱が出た場合

幼児に多い「知恵熱」。

別名「ストレス性高体温症」や「心因性発熱」とも呼びますが、この不明熱は大人でも起きるのです。

 

プレゼン前の頭痛や身体のほてり、ストレスを受け続けた後、急に熱が出る…これらはすべて知恵熱の症状です。

 

今回は、大人の知恵熱の原因と対処方法をご紹介します。

 

 

知恵熱の症状
  • 身体の急なほてり
  • だるさ、疲れを感じている
  • 集中力が続かずイライラする

 

などが挙げられます。

体温計では熱があるものの、咳などは出ず、病院へ行っても原因不明と言われ、解熱剤は効果がありません。

 

多くは1日で症状は治まるのが特徴です。

 

大人の知恵熱の原因は

普通の熱のように、ウイルスや菌が原因ではありません。

大人の知恵熱の場合、多くは極度の緊張やストレス、疲れが引き金となります。

 

ストレスで発熱

ストレスから遠ざかり、少し休憩することで治まります。

長期間ストレスを受け続けていると、微熱もその期間続き、体温が高くキープされ続けます。

 

ひどく疲れている場合

体力が底をついてもまだ動こうとするなど、疲れが極度に溜まっている時も、発熱症状が現れます。

 

 

上記の2つが組み合わさっていることも多く、主に仕事で強いストレスを受けつつ、残業続きなどの疲れが溜まっていると非常に危険です。

 

応急処置方法は?
ストレスの原因から離れる

原因がストレスなので、それを受け続けている限りは治りません。

一時的にでも構いませんので、その場から離れる、仕事を切り上げるなどの物理的回避が必要となります。

 

睡眠を多く摂る

疲れにより脳の働きが低下しているかと思いますので、いつもより睡眠を多めに摂るようにして、体力の回復を図りましょう。

 

1度眠ると脳は少なからずリセットされ、どうしようもない重い疲労も少しは回復している筈です。

 

予めこまめな休憩を入れる

数時間置きに休憩を入れ、脳を休めるのも効果的です。 

どうせ知恵熱が出てしまえば休むしか解決方法がありませんので、そうならないよう、予め適度な休憩を何度か挟んでおきましょう。

 

おわりに

生活環境によっては何度も繰り返し発熱する人もいます。

その場合、根本的に環境改善を考えるか、ストレスに効果的な漢方を服用するなど、長期的な対策を行った方がよいでしょう。

 

薬では食い止められない大人の知恵熱、無理をし続けていることを伝える、身体からのサインです。