スウェーデン料理の珍味特集!日本人が「まずい」と感じやすい北欧食材4選 (1/2)

執筆者: Yukki 職業:スウェーデン・北欧ガイド
はじめに

 

スウェーデンは少しずつ日も短くなりはじめ、気温も涼しくなってきました。

「食欲の秋」ということで、スウェーデンでも特に好みに分かれる面白い食べ物を紹介します。

 

 

シュールストレミング(Surströmming)

日本でもすでにある程度知名度のある「世界一臭い食べ物」シュールストレミングは、ニシンを塩漬けにし、パッケージである缶の中で発酵させたものです。

 

ちなみに、スウェーデン語の発音では「スールストローミング」に近いです。

 

 

匂いがとにかくすごい!

日本にもくさやなどのに匂いが強い食べ物もありますが、シュールストレミングはその比にならないほど、臭いです。


食べるときは、小さな部屋の中で開けるのは絶対に止めましょう。

換気ができる部屋、または外で食べないと、いつまでたっても匂いが取れません。

また、マンションなどでは、近所迷惑になるのでお勧めできません。

 

美味しい食べ方

クネッケブロード(ハードブレッド)に、シュールストレミングや茹でたジャガイモを切ったもの、玉ねぎのスライスを乗せて一緒に食べます。

また、クレームフレッシュまたはサワークリームをつけても美味しいです。

 

 

シュールストレミングは、基本的に8月中旬から下旬にかけて、夏の終わりの味覚として食べられています。

しかし、スウェーデン人でも好き嫌いに分かれる食べ物でもあります。

 

実は味はなかなか美味しいので、試してみる価値があるかもしれません。

 

ラクリツ(Lakrits)

日本でもたまに見かける、この黒いお菓子。

独特の味で、ほかに似たような味がなく、どのような言葉で表現すればいいのか分かりません。

 

 

お酒屋さんでワインを購入するときに、味の説明の中に時々、「フルーティーでラクリツの風味がある」と書いてあることも。

日本人には苦手な人が多いようです。

 

北欧では人気の食べ物!

スウェーデンでは、ラクリツにしょっぱいパウダーがまぶせられているサルト味が人気です。

海外旅行に行く時にわざわざ持っていく人もいるほどです。

 

味は全く違いますが、日本でいうところの梅干しのお菓子のような感覚でしょう。

また、フィンランドでも大変人気のお菓子なので、スウェーデンだけでなくフィンランドに行かれる方もチャレンジしてみてくださいね。

 

 

キャビア(Kaviar)

日本でキャビアといえば、チョウザメの卵で高級品というイメージですが、スウェーデンでは魚の卵全般をキャビアということがあり、さらに、その中でゆで卵につけるためのチューブ入りのものを基本的にキャビアと呼びます。

 

ゆで卵、キャビアトースト

スウェーデンでこのキャビアを嫌いな人は見たことがないというほどポピュラーな食べ物で、ゆで卵につける以外にも、トーストに塗って食べる人もいます。

 

味は、しょっぱい魚の卵です。

 

 

匂いが強いので日本人は苦手かも?

日本人で好みが分かれるのは、匂いが少し強いから。

明太子や魚などの匂いをさらにきつくしたもののような香りです。


ホテルなどの朝食でも見かけられるこのキャビア。

気になる方は是非チャレンジしてみてくださいね。

 

ブロードプディング(Blodpudding)

豚の血などを固めたパテのような食べ物です。

実はプロ―ドプディングは、スウェーデンだけではなくヨーロッパのさまざまな地域で食べられています。

ほかの地域にも行かれる方は、その地域それぞれの食べ方で味わうことができるかもしれません。 

 

 
 コラムニスト情報
Yukki
性別:女性  |   現在地:スウェーデン  |   職業:スウェーデン・北欧ガイド

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