はじめに

唇の乾燥が気になる時期は、特に女性であればリップクリームが欠かせません。

しかし、口紅と同様、リップクリームにも正しい塗り方があります。

 

効果的に使用するためにも、これから挙げるポイントを守って使ってみましょう。

 

 

冷えた場所に置かないこと

リップクリームが冷えていると、特にスティック状の場合、硬くなってしまい唇への滑りが悪くなり、摩擦を生んでしまいます。

手のひらで握り、少し温めてから使うと良いでしょう。

 

しわに沿って塗ろう

唇のしわは「縦」に入っているので、縦塗りでゆっくりと縫っていきましょう。

しわにまでリップクリームの成分が塗り込めるため、より効果が期待できます。

また、縦じわも目立たなくなります。

 

口角や輪郭も忘れずに塗ることで、唇全体の潤いに繋がります。

 

 

上下の唇で擦るのはNG

口紅でもそうですが、塗った後に上下の唇で何度も馴染ませるのは、摩擦の原因になります。

 

軽く馴染ませる程度であれば構いませんが、何度もやってしまいがちですので、気を付けて意識しましょう。

 

荒れた時には「医薬品」がおすすめ

リップクリームにも「化粧品」 「医薬部外品」 「第3類医薬品」があります。

 

「化粧品」は、例えば色つきのリップクリーム。

「医薬部外品」は、よく見るメンソレータム薬用リップスティックなど。

「医薬品」は、「資生堂モアリップ」や「ユースキンメディリップ」、「メンソレータムメディカルリップnc」など。

 

医薬部外品リップクリームの効能は、殆どが「唇の荒れ・乾燥・ひび割れを防ぐ」です。

「防ぐ」のが効能のリップクリームですから、皮剥けや出血、腫れなどに使うのは「医薬品」の種類にしましょう。

 

 

1日に何度も塗らないこと 

「医薬品」リップクリームの場合は、使用方法に従い、1日適量を塗りましょう。

 

乾燥予防のものは、1日4~5回程度に収めておきましょう。

あまり何度も塗ることで摩擦も生まれ、逆に刺激の原因となってしまいます。

 

また、もともとターンオーバーの早い唇の自己治癒力を低下させる原因にもなります。

 

リップを塗る前に唇を綺麗にしておく

唇を綺麗にしてからリップを塗りましょう。

何かを食べていたり、口紅の落とし残しがあったりなどすると、汚れも一緒に塗られてしまいます。

 

リップはいつも綺麗にしておく

汚れた唇につけたリップクリームをそのままにしておくと、雑菌が繁殖し、次に塗ったときに唇へ汚れが付いてしまいます。

 

口角炎の原因にもなり得ますので、リップは定期的にティッシュで軽く拭きとるなど、清潔な状態を保ちましょう。

 

無理に皮を剥かない

唇の皮が少し剥けていると、つい剥いてしまいたくなりますが、ぐっと堪えてリップクリームを塗りましょう。

すぐに剥けると思っても、意外と深い部分まで剥けてしまい、血が出てしまうと目立ってしまいます。

 

保湿ケアをしておけば、自然とターンオーバー時やリップケア時に垢となって落ちますので、あまり触らないようにしましょう。

 

唇を舐めるのはNG

乾燥を気にして唇を舐めると、唇を覆っていた油膜が舐め取られてしまい、余計に乾燥を招きます。

 

炎症も起きやすくなってしまうので、癖になっている人は治すべきポイントです。

 

おわりに

白色ワセリンは唇にも使えるうえ保湿力も高く、ハンドクリーム代わりにも使えます。

保湿リップクリームに悩んだ場合は、ワセリンやニベアなど、シンプルな成分のものを選ぶと荒れのリスクも少ないでしょう。

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