タイ人の性格は「おおらかで子ども好き」?国民性と心理的特徴3選
「微笑みの国」と呼ばれるタイでは、笑顔が多く見られ、陽気で、穏やかな人柄の人が多いと言われています。
今回は、日本人の考え方とは異なると言われる、タイ人の国民性ついて書きたいと思います。
タイには、「マイペンライ」の精神が国民に浸透していると言われています。
「マイペンライ」は、「大丈夫」「気にしないで」「かまいません」「問題ない」「なんとかなる」等と訳されます。
タイには、「寛大な精神が素晴らしい」という風潮があり、お互いに、少々のことであれば許してもらえる安心感があります。
何か失敗したり、気を遣う人がいれば、「マイペンライ(大丈夫よ、気にしないで)」と声をかけます。
その他、何か失敗したり、問題を起こした”本人”が「マイペンライ」と言う場合があります。
例えば、車をぶつけた人が「マイペンライ」と言うのです。
このように「マイペンライ」が使われると、不可解に感じる日本人は少なくないでしょう。
実際、お前が言うな、とイラッとしてしまったという話もよく聞きます。
こんな時「寛大な心で、どうか許してね」という意味を込めて使われたと思えば、違和感や怒りも、少し和らぐ場合もあるかもしれませんね。
タイには、子どもを大切にする文化があると言われています。
また、この20年で、合計特殊出生率が約半分(ここ数年は1.4人前後)になり、少子化の影響により、子供がより一層貴重な国になったと言えます。
特に、バンコクは、子ども関連の消費意欲が高いことで有名です。
電車では、暗黙の了解で子供に席を譲りますし、子どもを連れていると、面識がなくてもあやしてくれたり、遊んでくれたりする人がたくさんいます。
逆に、日本人がタイ人の子どもと関わる際に気を付けるべきことがあります。
タイでは、人の頭は「精霊が宿る場所」として神聖視されているため、子どもの頭をなでたり、触ったりしないほうが良いでしょう。
また、たくさんの人から大切に可愛がられて育つタイの人々は、日本人に比べて、怒られることに慣れておらず、プライドが高いようです。
人前で注意したり、怒ったりしないように気をつけましょう。
恨みを買ってしまうかもしれません。
観光立国のタイには、外国文化や新しいことへの受け入れに対して、寛容な方が多いように感じます。
首都バンコクで、外国人がよく出入りする銀行や美容院、マッサージ店等へ行くと、初めて会った日なのに、タイ人から「今日からお友達ね」と言われたことが何度もあります。
馴れ馴れしくて嫌だと感じる人もいるかもしれませんが、良く言えば面倒見が良くて、人懐っこく、社交的な人が多いですね。
日本人とは違う、タイ人の気質について、少しはイメージが湧きましたか?
もちろん、個人差はありますが、タイ旅行、タイ生活にあたっての参考情報になればと思います。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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