炭水化物は食べるな、は間違い?

こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。

海外セレブやモデルのようなスリムでメリハリのあるボディには、誰もが憧れるもの。

世の中の女性の多くが常にダイエットを意識していて、効果的な方法を探しています。

 

そんなダイエット法のなかでも、最も一般的で効果的と信じられている「炭水化物ダイエット」。

お米が主食の日本人にとって、炭水化物を完全に抜くというのは辛いことと思いますが、本当にこの方法は正しいのでしょうか。

 

 

栄養素としての炭水化物を考えてみよう

そもそも、炭水化物とは栄養素的にどのような意味をもつのでしょうか。

炭水化物を摂取した後、分解して出来る「糖質」は身体の全ての機能をコントロールしているとも言うべき「脳の唯一の栄養素」であると言われています。

この糖質が、太る原因と考えられて炭水化物を抜くという発想に繋がって

いるわけですが、糖質がしっかり体内に補われないと、当然、脳に必要なエネルギーが不足してしまうことになります。

そうすると、脳の機能が低下してボーッとしてしまったり、集中力が低下してしまうことに。

また、女性にとっては特に深刻な低体温や冷え性の原因にもなり、免疫力の低下につながってしまいます。

炭水化物ダイエットの意外なデメリット

つまり、炭水化物を抜くことによって身体の機能が全体的にダウンしてしまうわけですが、それにより太りやすい体質に変わりやすいのです。

 

炭水化物の代わりに何かを置きかえる?

低カロリー食のため炭水化物の代わりに大豆や魚を摂る方も多いようですが、実はこれらの食材に含まれるタンパク質はカロリーで見ると同等。

 

野菜のみを摂る方法も、結局は量を多く摂り過ぎてしまうことが多く、野菜中の炭水化物や糖で最終的なカロリーは変わらない、という結果になることもしばしばです。

そうなると、結局は食事のバランスを崩してしまうということになりかねないわけです。

 

賢い炭水化物の摂り方

やはりバランスの取れた美しいボディは、バランスの取れた食事が必須の要素です。
炭水化物もあるポイントに注意すれば、太る原因を防ぎながら美味しく食べることが出来ます。

パンや麺類より、お米を食べる

お米はパンや麺類などと比べて消化吸収率が高く、持続性もある優れたエネルギー源と言われています。

効率よくエネルギーを摂ることで、無駄な脂肪が出来るのを防いでくれます。


特に、朝はパンを食べている方や、お酒のあとは必ずラーメン!という方などは、お米に変えるだけで随分変わるのではないでしょうか。

 

白米よりも「玄米」を

お米に含まれるビタミンやミネラル、脂質等の栄養素の殆どは、精米前の玄米の胚芽と皮に含まれているという話はよく耳にされるのではないでしょうか。

せっかくの栄養素を無駄にしないためにも、お米を摂るときは玄米を選ぶようにしましょう。


ダイエットに欠かせない食物繊維や、美肌に欠かせない「若返りのビタミン」ビタミンE、その他のミネラルをもれなくたっぷり摂ることが出来ますし、血糖値の上昇も白米より玄米の方が緩やかで、太りにくい食材なのです。

 

 

お米は、食事の最後に

空腹の状態で炭水化物をたくさん摂ると、血糖値が上がって脂肪が蓄積されやすくなります。

食事の初めに、食物繊維が豊富に含まれる食材(野菜、きのこ、海草類)を食べて血糖値の上昇をゆるやかにしてから、肉や魚、そしてお米を最後に摂るようにしましょう。


お酒の席で「〆」と言えばお茶漬けやおにぎりですが、これが意外と理にかなっていると言う訳ですね。

 

 

実は野菜にも炭水化物が!

炭水化物はパンや麺、お米にのみ含まれるイメージですが、実は野菜にもしっかり含まれています。

 

じゃがいも、ごぼう、かぼちゃなどは糖質の高い野菜ですので、野菜だからと言って油断せず、適量を摂るように注意しましょう。

さいごに

昔から日本人の主食として食べられてきたお米。私たちのご先祖様の身体を支えてきた栄養の宝庫とも言えます。

一時的に抜いて痩せることが出来ても、結局は栄養のバランスが崩れ、リバウンドしたり体調を崩してしまったりするものです。


必要な栄養を賢く摂って、健康的でうるおいに満ちたボディ・美肌を目指しましょう。

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