「パルミチン酸レチノール」と「レチノイン酸トコフェリル」を比較

レチノイン酸トコフェリルは、先日お伝え致しましたパルミチン酸レチノールと同様、ビタミンA仕様です。

特徴を比較してみましたので、参考にしてください。

 

※上記は独自見解によるものです。

 

パルミチン酸レチノールは、配合上限濃度が制限されているので、刺激が強いということが伺えます。

けれども、皮膚科学的には、刺激が強いものほど美肌効果が高いため、ビタミンAそのものの作用はパルミチン酸レチノールが上でしょう。

ですが、低刺激でビタミンAを効率的に摂り込むには、レチノイン酸トコフェリルの方が優れています。

レチノイン酸トコフェリルは、高濃度でも刺激が少ないため、いかにたくさん配合された化粧品を選定できるかが鍵を握っていると言えます。

化粧品は予防である

加齢による肌老化は、皮膚構造そのものが変化してしまっているため、どんなに高級な美容液を付けても改善することはできません。

これは、化粧水やクリームなども含めた、全ての化粧品に対して言えることです。

いくらレチノイン酸トコフェリルが優秀だと言いましても、化粧品は医薬品医療機器等法(旧薬事法)で「人体に対する作用が緩和なもの」と規定されており、製造メーカーは、その効果範囲内のものを作っています。

では、化粧品は何の意味も無いのかというと、そんなことはありません。
良質な成分が配合された化粧品を取り入れている肌と、取り入れていない肌では、10年後、20年後の肌状態に差が生じるでしょう。


どれだけ肌老化の進行を緩やかにすることができるか、つまり、予防を心得たスキンケアが大切だということですね。

 

おわりに

レチノイン酸トコフェリルは、ビタミンC誘導体・レチノールと共に、3本指に入るエイジングケア成分だと位置づけております。


多くの皆様が、美しく歳を重ねていただけるよう願ってやみません。

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