イギリス旅行で役立つ英会話!英国風の表現・単語・フレーズ集
海外旅行に尻込みしてしまう理由の一つとして、よく挙げられるのが「言葉の壁」です。
英語の本場イギリスに行くとなると、余計に心配になるという方も少なくないのではないでしょうか。
数日間の旅行であれば、ポイントを絞り、使うことのできそうな言い回しや単語を集中的に覚えるとよいでしょう。
前回の基礎編では、誰もがよく知っている英語表現を使って、円滑なコミュニケーションをとる方法をご説明いたしました。
今回の応用編では、実践的に役立つセンテンスと、アメリカ英語ではあまり使われていないイギリス風の表現や単語をご紹介します。
相手に自分の意思を伝えたいときは、「May I ~ ?(メイ アイ)」と「I'd like to ~(アイド ライク トゥー)」という表現を使いましょう。
「May I」は「Can I」に、「I'd like to」は「I want to」に置き換えられますが、どちらも、先の言い方が丁寧です。
いくつも言い回しがある場合は、丁寧な方を覚えておくとよいでしょう。
例えば、往復切符を予約したいときには、「May I book return ticket please ?」または、「I'd like to book return ticket please.」と言います。
前述したセンテンスでは、「book(ブック)」という単語が使われています。
「本」を表す「ブック」には、動詞で「予約する」という意味もあます。
アメリカ英語(以下、米語)ではあまり使われない表現ですが、イギリス英語では、「reserve(リザーブ)」よりも一般的です。
「ダブルブッキング」という言葉がありますが、この「booking(ブッキング)」は、「予約」という意味です。
イギリス英語では、片道切符のことを「single ticket(シングルチケット)」、往復切符を「return ticket(リターンチケット)」と言います。
米語では、それぞれ「one-way ticket(ワンウェイチケット)」、「round-trip ticket(ラウンドトリップチケット)」です。
イギリス人は、「have(ハブ)」よりも「have got(ハブゴット)」という表現をよく使います。
例えば、靴屋でスニーカーを探しているとき、米語では「Do you have sneakers?」となりますが、イギリス英語では「Have you got trainers?」となります。
日本人にはあまり馴染みがない「ハブゴット」を使いこなすのは難しいかもしれませんが、「ハブ」と同じ意味であるということを覚えておけば、意味を取り違えることはないでしょう。
先に使用したセンテンスに「trainers(トレーナー)」という単語が出てきましたが、これは「スニーカー」のことです。
また、イギリス英語の「jumper(ジャンパー)」は、「セーター」のことです。
この2つの単語は、日本語では別の意味で使われているので、特に注意が必要です。
イギリス旅行の際に知っておくと役に立つ、米語とは異なる単語をいくつかご紹介します。
米語/イギリス英語の順になっています。
- ガソリン gasoline (ガソリン)/ petrol (ペトロール)
- 高速道路 freeway(フリーウェイ), highway(ハイウェイ)/ motorway(モーターウェイ)
- 地下鉄 subway(サブウェイ)/ underground(アンダーグラウンド), tube(チューブ)
- 荷物 baggage(バゲッジ)/ luggage(ラゲッジ)
- 飴 candy(キャンディー)/ sweets(スイーツ)
- おしめ diaper(ダイパー)/ nappy(ナッピー)
- 紙幣 bill(ビル)/ note(ノート)
- 勘定 check(チェック)/ bill(ビル)
- 缶 can(キャン)/ tin(ティン)
- クッキー cookie(クッキー)/ biscuit(ビスケット)
- ショッピングセンター mall(モール)/ shopping centre(ショッピングセンター)
- ズボン pants(パンツ)/ trousers(トラウザーズ)
- 店員 salesclerk(セールスクラーク)/ shop assistant(ショップアシスタント)
- 薬局 pharmacy(ファーマシー)/ chemist(ケミスト)
- エレベーター elevator(エレベーター)/ lift(リフト)
- 携帯電話 cell phone(セルフォーン)/ mobile phone(モーバイルフォーン)
- 行列 line(ライン)/ queue(キュー)
- 休暇 vacation(バケーション)/ holiday(ホリデー)
- 祝日 public holiday, legal holiday(パブリック/リーガルホリデー)/ bank holiday(バンクホリデー)
応用編では、米語に馴染みの深い日本人にはあまり知られていない英単語と、「May I ~ ?」、「I'd like to ~」、「Have you got ~?」というセンテンスをご紹介しました。
基礎編の「ハロー」、「バーイ」、「サンキュー」、「ソーリー」、「プリーズ」、「イエス、プリーズ」、「ノー、サンキュー」を加えた、わずか10通りの言い回しを覚えておくだけで、思っている以上に自分の意思が相手に伝わるはずです。
今回はイギリスでよく使われる表現を中心にご紹介いたしましたが、旅の英会話は、英語圏ではもちろんのこと、世界中で使うことのできる便利な道具です。
イギリスをはじめ、海外旅行に出掛ける際には、このコラムを参考に、積極的に実践してみてください。
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旅行とマーケット・蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナー。
コレクションのヴィンテージ食器を眺めている時に幸せを感じます。
ロンドン発 -庶民的生活-
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