たるみやシワを悪化させるNGポイント

皆さん、こんにちは。
スキンケアカウンセラーの松原好克です。

インターネット上には、「たるみ」にスポットライトを当てた小顔エクササイズや,

リフトアップマッサージの情報が、山のように掲載されています。

このコラムでは、たるみやしわを悪化させるNGポイントをご紹介します。

 

 

たるみを理解しよう

まず、たるみがなぜ起こるのか、その原因を知る必要があります。

たるみの原因1  コラーゲンの衰え

たるみの原因の1つに、皮膚の真皮層に存在する、コラーゲンの劣化が挙げられます。


コラーゲンは、ゴムのように弾力があり、顔全体のハリやシャープな輪郭を掌る役割を担っていますが、紫外線によるコラーゲンの減少&硬化で脂肪を支えきれなくなると、皮膚が徐々に垂れ下がってくるのです。

 

 

たるみの原因2  顔の筋力低下

加齢と共に、ボディの筋肉だけでなく、当然顔の筋肉(表情筋)も衰退してきます。

体の筋肉は骨に付着していますが、顔の筋肉は皮膚に直接付着しているため、表情筋がたるむと皮膚も一緒にたるんでしまいます。

特に、フェイスラインのたるみと二重あごは、皮膚の構造から見ても、コラーゲンよりも表情筋との関係が深いと考えられます。

間違ったお手入れは逆効果!

たるみを解消させるべく、表情筋エクササイズやフェイスマッサージが人気となっていますが、根本的な解決法ではありません。

 

それどころか、逆効果となってしまうものも多く存在します。

間違ったお手入れ1  強引なマッサージ

リフトアップを目的にした、皮膚を強引に引っ張り上げるマッサージは、コラーゲンの弾力が失われます。
コラーゲンはゴムのような性質を持っているため、日常的に伸ばしたり持ち上げたりすると、ダランと緩んでしまうのです。


さらに、あまりに力づくで行うと、コラーゲンがプチッと切れてしまうこともあり、たるみやシワを自ら助長しているようなものです。

 

確かに、マッサージ直後は、ピンとハリが出た感じになりますが、コラーゲンそのものが蘇ったわけではないので、一時的な効果に過ぎず、時間と共に元に戻ってしまいます。
マッサージで高い効果を得るには、コラーゲンに影響を与えない、ソフトタッチの技術を身に付ける必要があるでしょう。

間違ったお手入れ2  表情筋エクササイズ

口を大きく動かす表情筋エクササイズは、法令線やシワを深くしてしまう可能性があります。


紙を繰り返し折りたたむと折り目がくっきりしてきますが、それと同じで、表情を無理矢理作ることにより、皮膚の溝部分(法令線やシワ)の刻みが、目立ちやすくなるというわけですね。

おわりに

お肌の声に耳を傾けない、強引なお手入れは、老化を加速させます。

綺麗になるために頑張ってお手入れしたことが、たるみに繋がるなんて悲しいですよね。

 

なお、俯くことが多いと、顔の筋肉を使うことが少なくなり、顔のたるみに繋がります。

スマホなどをよく見る方は、生活習慣も見直してみてはいかがでしょうか。

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