訳あり賃貸「事故物件」ってヤバイ?「いわくつき物件」を掴まない5つの注意点
一人暮らしや、中古マンション、住宅を購入する際に気をつけたいのは、お値段だけではありません。
条件がいい場所なのに異様に家賃が安い部屋、広い一軒家なのになぜかお値段が妙に良心的。
こんな「いわくつき」の訳あり物件を、知らずにゲットしてしまうと、後々間違いなく後悔することでしょう。
今回は事故物件を掴まないためにチェックしたいポイントをご紹介します。
事故物件とは、不動産取引や賃貸借契約が出来る家・マンション・アパート・施設などにおいて、「心理的瑕疵(かし)」がある物件のことを指します。
心理的瑕疵とは、心理的に何かしらの欠陥や欠点、不快な点があるという意味。
今回の例で言うと、過去に人が亡くなった、事件や事故が起きた、指定暴力団等の事務所がある、そのほか嫌悪施設があるなどを指します。
嫌悪施設は個人差がありますが、原子力発電所や刑務所、火葬場、騒音、大気汚染などがそれに当たります。
大きな国道の横や電車脇の賃貸の家賃が安いというのも、人によっては物理的瑕疵とし、「事故物件」と捉えられることもあります。
一般的に知られている事故物件は、凄惨な事件や事故、人の生死が関わった場所であるというイメージが強くあると思いますが、上記のように事件等は関係のないパターンも多くあります。
やはり事故があった物件は縁起が悪いということで、格安設定にされています。
利便性が良く、周囲の相場より何万円も安い場合はまず何か理由があると疑って間違いはありません。
事故物件でなくとも周辺の治安が悪いなど、別の原因も考えられますので、相場より安い金額物件は徹底してその理由を調べ、納得をしてから入居を決めた方が良さそうです。
「定期借家契約」とは、契約期間を1~2年程度の短期間で設定をし、再契約は不可としたものです。
事故物件は告知義務がありますが、二人目からはその義務は任意となります。
つまり、一人目には事故物件として格安で貸しておき、再契約なしで早めに出て貰います。
その後、二人目からは事故前の家賃で貸すというロンダリング手法が取られている可能性もあります。
気になる人は、借りる際に一応、その建物の名前と事件を調べたり、仲介会社などに「瑕疵(かし)はありますか?」正直に聞いてみるのも良いでしょう。
余程酷い扱いをしても全面リフォームをすることは珍しく、大抵は部屋のごく一部のリフォームや、または建物全体がリフォームされているのが通常です。
にもかかわらず、自分が住む部屋のみ綺麗にリフォームされている場合、過去に怪しい何かが起きた可能性も否定できません。
新築でもないのになぜか両脇が空いている、上下もいない、しかも長らく入居者がいない場合は、事故物件の情報を事前に入手した人たちが避けているからかもしれません。
マンションやアパートの別の階は入居者が多い、とある階のみやけに入居者が少ないなどもポイントの一つです。
特にインターネットなどで、小さく「告知事項あり」と書かれているものは、事故物件か、前住居人関係で何らかの事情がある住居であることも多いようです。
ストーカーからこっそり逃げた女性が住んでいた部屋を借り、ストーカーと思わしき相手からチャイムや手紙、ノックなどが続いたという特殊な例もあります。
ちなみに敢えて事故物件に住むことを希望するタフな方も増えているようです。
大抵の事故物件は、瑕疵によって必要以上に神経を使い、精神的に弱ってしまうというのが多いので、事故、心霊、騒音など一切気にしないタイプであれば、格安で条件の良い住居を手に入れることが出来るメリットがあります。
とはいえ、住む前は気にしなくても、住み始めると気になる人も多いようですので、少しでも不安がある方は手を出さない方が、安物買いの銭失いにならずに済むかもしれません。
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