甘いスイーツで休憩はいかが?イタリア人に人気のピサのパティスリー・カフェ6選!
イタリア人はスイーツが大好き!イタリア旅行中歩き回って疲れた時、スイーツで休憩できる、ピサで人気のパティスリー・カフェをご紹介します♪
「スイーツ男子」という言葉はイタリアには存在しません。だって、イタリア男子はみんなスイーツが大好きだから!
若者がドーナツを食べていたり、スーツを着たおじさまがジェラートを食べているのは、普通の光景です。
しかし、イタリアにはさっと飲むバールはたくさんありますが、座ってゆっくりできるカフェは多くはありません。
そこで、スイーツが美味しく、ゆっくりと座って休憩できるピサのパティスリー・カフェをご紹介します。
ひっきりなしにお客さんがやってくる、ピサで一押しのパティスリー、「チョッコロコロラート」。
店内は女性が思わず入りたくなる、上品でかわいい内装。
シックだったり、可愛かったりいろんなパターンのある制服の店員さんが、テキパキと、でも、とても感じよく対応してくれます。
バリスタのアレッサンドロさん(左)といつも笑顔のヴァレリアさん(右)
2014年8月に開店したにも関わらず、あっという間に美味しいお店とうわさが広がり、ピサのスイーツ・イベント前には、副市長と新聞社がやってきたほどです。
イタリアのオリジナルのマカロンをはじめ、季節のクリームがのったチーズケーキ、お酒のはいったズッパ・イングレーゼのほかに、クッキー類やイタリアの朝食の定番、ブリオッシュやクリームドーナツなどもあります。
しかも、甘さ控えめで上品な味で、日本人にはぴったりです♡
ズッパイングレーゼのパイ(左)とブロンテ産のピスタチオののったタルト
パニーノや日本のようなサンドイッチといった軽食もあります。
カウンター奥のガラス張りの厨房で、作っている様子が見られるのもまた楽しいです。
有名なブロンテ産のピスタチオなど厳選された素材で作られているのもまた魅力の1つです。
オシャレで、美味しい上に、値段がかなり良心的。地元住民が通うのもうなづけます。
絞りたてのオレンジジュースに、小ぶりのシュー
若者からお年寄りまで、ピサ人に愛されているお菓子屋さん「ジョルダーノ」。
外国のお菓子は大きいことが多いですが、ここは、大きさ&甘さも控えめ。
朝まで飲んだ後、日本は〆のラーメンですが、イタリアは朝のブリオッシュ(コルネット)。
出来立ての美味しさは、今までのブリオッシュは何だったのかと思わされるほど。
デニッシュ生地にカスタードクリームののったトレッチャ
ビニエと呼ばれるシュー生地のお菓子やクッキー類、トレッチャと言われるデニッシュ生地にクリームののったパンもおいしいです。
旅行で歩き疲れた体に手づくりのお菓子が染みます。
タイミングが良ければ、奥の調理場から職人さんが作りたてのお菓子を持って店に出てくるのを見られるかも。
甘いものがお好きでない方は、自家製パンで作ったハムサンドや、サーモンとクリームチーズのオープンサンドを。
夏には通りにテラス席が用意されますので、繊細でクリーミーな泡のカップッチーノと一緒にいかがでしょう。
ピサ中央駅から徒歩10分、バスの大通りというみつけやすい場所にあります。
ピサの斜塔から徒歩3分、大学のすぐそばということもあり、ピサ大生にも人気のお菓子屋さん「ドルチェ・ピサ」。
カウンターでオーダーして飲み物をもらって、入口近くのカフェ・スペースでゆっくりお茶できます。
一般的に、座ると倍以上値段が違うイタリアにおいて、座っても値段が同じというのはかなり良心的です。
真ん中にあるのがフンギ、フンギの左隣がピスタチオ・クリームのエクレア
お茶のおともには、ピスタチオ・クリームの入ったエクレアがおすすめ。
また、キノコの形をした「フンギ」は、傘の部分と茎の部分にチョコクリームとカスタードの入った2つの味を楽しめるお得なスイーツです。
マジパンは見ているだけで思わず微笑んでしまいうくらいかわいいです。
時期によって店に出るマジパン
夏にはイタリア人の大好きなテラス席が通りにできます。
また、お昼には軽いランチを出していますので、旅行中、しっかりランチを食べる時間やおなかに余裕がない時にとても良いです。
ピサの歴史的な写真が飾ってある店内
アルノ川沿いの伝統的な建物にモダンな内装というセンスのバランスが抜群の「バール・ビストロ・ディ・クア・ダルノ」。
生絞りオレンジジュースなどオーダーしてから絞ってくれるので、とってもフレッシュ!
また、ナポリのケーキ、パスティエラが美味しいです。
洋ナシとチョコレートのタルト
また、洋ナシやオレンジなど季節のフルーツを使ったタルトもおすすめです。このカフェはビストロもしているので、厨房で作った美味しいランチも楽しめます。
そして、ぜひここに行ったら入ってほしいのが、トイレ。
ここのトイレに石の大きなアーチがあり、なんとこれは800年前、11世紀のものなんだそうです。しかもこの建物の6M下まで続いている大きなもの。
このような歴史的建物も見ることができる、休息だけではなく、歴史も感じられるカフェ兼ビストロです。
飲み慣れたアメリカンコーヒーや紅茶が飲みたくなったら、ここ「フィルター・コーヒー・ラボ」。
エスプレッソももちろんありますが、イタリアでは珍しく、フィルターで落とすコーヒーを出すカフェです。
しかもその器具は日本製。フィルターコーヒーを頼んだらぜひ容器も見てみてください。
オーナーはイギリスやアメリカ在住歴があり、英語も通じるので安心です。
季節のフルーツが山ほどのって出てくるパンケーキ。この時はバナナ。
フルーツたっぷりのパンケーキや、ドーナツ、パウンドケーキなどのデザート、美肌効果のあるザクロのジュースやシェイク、葉っぱから出す紅茶などもあり、ゆっくりできます。
ベーグルシリーズの中からBLTベーグル
そのほか、BLTバーガーなど数種類のべーグルなどアメリカンな食べ物をいろいろ選べます。
テーブルはよく見るとアンティークのミシンだったりと、店内のインテリアも楽しんでください。
コーヒーはあんまりという方や、生クリーム大好き!という方にはピッタリの牛乳屋さんのカフェ、その名も「カーサ・デッラ・パンナ」。
イタリア語で「生クリームの家」という意味の可愛らしい名前のお店です♪
生クリームたっぷりのカフェ・コン・パンナ
コーヒーを頼めば、たっぷりの生クリームが上に。
牛乳屋さんの生クリームですから、もちろん、市販のスプレーの生クリームじゃありません。きめの細かな上質の生クリームです。
イタリアのエスプレッソの豆で作ったコーヒーと生クリームで、非常に滑らかな味になります。
パフェのようなカフェ・シェケラート・コン・パンナ
夏にカフェ・シェケラートという、エスプレッソと氷をシェイカーに入れて振り、冷たくするアイスコーヒーを頼むと、パフェのような入れ物で出てきます。半分コーヒー、半分生クリームといった割合です。
夏には、彼らの牛乳を使ったジェラートも売られます。
入り口でオーダーして先に支払いし、飲み物を持ってきてもらいます。支払う時には、かなり年季の入ったレジにも注目ください。
歩き疲れた時点で、休む場所を探し始めると、「まぁいいや、ここで」と疲れに任せて入って、せっかくの旅行なのに、あまり美味しくなかった、なんてことがあります。
せっかく休むなら、現地の人に人気のパティスリーやカフェをチェックしておいて、ぜひ、美味しいスイーツを楽しんでください。
カフェに入ってオーダーして、美味しいドルチェを食べたことも、旅行のステキな思い出の1つになりますように♪
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イタリア・ピサ在住。日本で勤務の頃から、イタリアに関わること15年余り。
現在は、フィレンツェの革メーカー、フランチェスコ・リオネッティ社で営業&販売員をしています。
また、イタリアの添乗員資格を取得し「トスカーナ・トリップ」を主宰。トスカーナ州の美味しい&おもしろいもの、穴場をご案内しています。
希少牛・トリュフ・さくらんぼ・魚介の産地、温泉・海など水の町でもあるピサの穴場情報や、元コックの姑の料理などイタリアの日常をブログに書いています。
ブログ「それでもイタリアなワケ New! in トスカーナ」ː http://ameblo.jp/soredemoitalianawake/
HP「トスカーナ・トリップ」ː http://www.toscana-trip.com/
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