本場タイ風!絶品ガパオ料理のレシピ(作り方の手順)
人気のタイ料理の一つ「パッ(ト)ガパオ」。日本でも簡単に作れる本格レシピ(作り方の手順)を、現地民がご案内いたします。
今回は、日本人にとって、より身近な食材と調味料で作れて、なおかつ本場の味に近い「ガパオ」料理のレシピをご紹介したいと思います。
このレシピでは「ガパオ」を使わないため、日本で食べられることの多いガパオ料理同様、正確には、タイの「パッ(ト)ガパオ」とは言えない料理になります。
しかし、日本でも気軽に作れる「ガパオ風」料理ということで、参考にしていただけたら幸いです。
タイのガパオ料理は、作り手によって、使用する調味料や香辛料の量も異なり、味わいも異なります。
特に、タイ東北地方のイーサーン料理を専門にするお店では、非常に辛く、濃厚な味わいになります。
- フライパンに、サラダ油をひいて、ニンニク1かけと唐辛子数本を加える。
- 香りがたったら、ひき肉とお好みの野菜(玉ねぎなど)を炒める。
- 火が通ったら、ホーリーバジルを加え、オイスターソース、ナンプラー、醤油等で味を調えたら完成。
料理上手なタイ人直伝の調味料の配合は、お肉150gに対して、タイ産のオイスターソースとスイートソイソース各大さじ1程度を入れるという作り方で、大変美味しいものでした。
日本で入手しやすい材料で「ガパオ」料理を作るにあたって、気を付けたい点がいくつかあります。
まず、タイと日本では、醤油のみならず、オイスターソースも異なります。
日本でよく目にする中国産のオイスターソースに比べて、タイ産は色が薄く、塩気は控えめで甘みがあり、ねっとり(とろり)としているものが主流でしょう。
中国産のオイスターソースで代用する場合は、2分の1の量を使うと良いと言われていますが、今回は、全て別の調味料と粉を使ったレシピをご紹介しますね。
次に、本場では入手しやすい生のトウガラシですが、日本では入手が難しい食材です。
辛さを加えるためには、代わりに豆板醤または鷹の爪を、トウガラシの触感と見た目を楽しむためには、ピーマン(またはパプリカ)も加えると良いでしょう。
さらに、ホーリーバジルの代わりにスイートバジルが用いられがちですが、年中利用可能で、多くの薬効が期待される白ネギをお勧めしたいと思います。
- 豚ひき肉:150g位(鶏ひき肉や、細かく切った鶏もも肉や豚バラ肉でも代用可)
- ピーマン:2、3個程(パプリカ1個や、辛くないしし唐数本でも代用可)-縦に4分割で切ります。
- 白ネギ:2分の1本分-斜め輪切りにした後、縦半分に切ります。
- ニンニク:2分の1かけ程度-芯を取り除き、つぶしておきます。
- 豆板醤:小さじ3分の1~2分の1程度(鷹の爪:2分の1本~1本で代用可 ※)
- 片栗粉:大さじ3分の2
- 濃口醤油:大さじ1+3分の2
- 砂糖:大さじ2分の1~3分の2
- 料理酒:大さじ1
- サラダ油(またはオリーブオイル):大さじ1程度
豆板醤の代わりに鷹の爪を使う場合は、輪切りにします。
辛いのが苦手な人は、中の種は取り除きましょう
- お肉に、片栗粉と濃口醤油各大さじ3分の2をふりかけ、馴染ませておきます。
- フライパンに、サラダ油をひいて、ピーマンを入れて炒め、火が通ったら、一旦取り出します。
- 同じフライパンに、ニンニクと豆板醤と白ネギを加え、香りがたったら、1で味付けしたお肉を加え、炒めます。
- ある程度火が通ったら、ピーマンを戻し入れ、料理酒、砂糖、残りの濃口醤油を加え、味を調えたら完成です。
タイ風の味が、日本で簡単に手に入る材料を使ってお家で作れるなんて、嬉しいですね。
ガパオ料理をお手軽に作りたい方、味わいたい方は、是非お試しくださいね。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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