切り干し大根の栄養と健康効果とは?食物繊維が便秘解消に役立つほか、骨を丈夫にするカルシウム効果や、満腹感を満たすダイエット食材としても優秀な食べ物なのです。
スーパーでも格安で買える、乾物の代表「切り干し大根」。
水やお湯で戻す手間は掛かりますが、煮物はもちろん、炒め物やサラダの彩りにも使える食材です。
家庭に常備しておけばいざという時に便利な上、栄養の塊でもある切り干し大根。
切り干し大根には、どのような栄養が濃縮されているのでしょうか。
切り干し大根は、食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミンB1・B2を豊富に含んでいます。
通常の大根と比べて、どの栄養も含有量が大幅にアップしているため、栄養価の高さはもちろんのこと、健康への影響も大きいと言えるでしょう。
冬は大根がおいしい季節ですが、栄養面で考えるなら切り干し大根もお勧めです。
空気が乾燥している冬、自宅で切り干し大根作りにチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
年中使えますし、濃縮された栄養が魅力です。
次に、具体的な効能を見ていきましょう。
切り干し大根100gに含まれるカルシウムは、何と90g。
切り干し大根からカルシウム摂取するとなると、分量が少し多いという欠点はありますが、単純に分量あたりの含有量を考えると、牛乳に匹敵します。
カルシウムが豊富に含まれていることから、骨を丈夫にする効果があると言われています。
骨粗鬆症の予防にはピッタリの食材なのです。
便秘の原因の一つが、食物繊維の不足です。
切り干し大根は、食物繊維が6~7gと、実はゴボウ並の含有量になっています。
ゴボウは食物繊維の塊とも言われていますが、これは切り干し大根にとっても同じ。
切り干し大根の煮物やきんぴらを作れば、毎日のお通じが改善される可能性もあります。
乾物状態なら、ゴボウと違って日持ちする点も魅力です。
切り干し大根に含まれるビタミンB1とB2。
この2つは、体の代謝を活性化させる働きがあります。
ダイエットにとって、代謝は切っても切れない関係。
食物繊維の含有量と合わせ、実はダイエットに最適な食材の一つです。
さすがに脂肪燃焼効果はありませんが、適度な満腹感も得られ、かつ非常に低カロリーのため、ダイエットの副菜にはもってこいと言えるでしょう。
切り干し大根のカロリーは、100gあたり約280Kcal。
食パンとほぼ同じカロリーしかありません。
主食とするのは心許ないものの、毎日のおかずに使えば、カロリーコントロールに一役買ってくれるでしょう。
大根と比べて、栄養価の高さが切り干し大根の魅力です。
特に食物繊維とカルシウムの含有量は大根以上ですから、健康な体作りに役立つことでしょう。
スーパーで100円程度から購入できる乾物、切り干し大根。
ぜひ常備してみてはいかがでしょうか。
|
|
関連コラム
|
|