肌のたるみが原因の毛穴ケアをご紹介します。毛穴の開きは、正しいスキンケア方法で効果的に改善できるかも。くすみのない透明感のある美肌作りのコツとは。
毛穴が目立つときのケアといえば、念入りな洗顔やスクラブ、パックを思い浮かべる方が多いかと思います。
「しっかりケアしているつもりなのに、なぜなくならないんだろう?」という方。
毛穴に関わる、もう1つの重要な肌悩みを忘れていませんか?
年齢とともに増えるといわれる「毛穴のたるみ」ですが、実は年齢によるものだけでなく、新陳代謝が低下しがちな冬の肌環境によっても起こり、たるんだ毛穴に汚れが溜まることで黒ズミが目立つというケースもあります。
年齢を重ねることで、多くの女性が悩みを抱える「肌のたるみ」。
主な原因は、次の2つです。
- 肌表面の乾燥や新陳代謝の低下によって、角質やキメが乱れる
- また、そのさらに内側の真皮層にあって肌全体を支えている、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸をつくる力が低下して不足することで、土台が崩れる
この肌のたるみは、年齢による影響のほか、紫外線や乾燥などの環境ダメージ、食事や睡眠等の生活ストレスや、過労などの精神的ストレスまで、あらゆることが原因となって引き起こされます。
肌のたるみが、毛穴に与える影響
肌のたるみが起きると、毛穴の周りの皮膚が落ち込んで、毛穴を引っ張るようなかたちになるため、毛穴が楕円状に開き大きくなってしまいます。
毛穴が目立つのはこのためですが、この状態で放置すると、さらに溜まった角質や皮脂汚れ、老廃物などが毛穴につまり、毛穴の黒ズミや吹き出物などの肌トラブルに繋がってしまいます。
毛穴の目立ちが気になるとき、ほとんどの方が取り入れるのが、以下のようなケアです。
- 念入りな洗顔
- ピーリングなどの角質ケア
- 毛穴パック
- 毛穴の引締め
もちろん、毛穴の黒ズミや吹き出物などの事前対策としては、非常に有効なものですが、たるみ毛穴が原因の場合は、いくらこのようなケアを繰り返しても、根本的な解決にならないというのが実際のところです。
冬に起こるたるみ毛穴の直接的な原因は、「代謝の低下」と「乾燥」によって、皮膚表面をはじめ、肌の構造が乱れてしまうこと。
まずは、角質層からその内側まで、しっかりとうるおいが行き渡り、コンディションが整うよう、丁寧に保湿をすることが大前提です。
代謝が低下して乾燥した肌では、化粧水のなじみが悪くなりがちですが、化粧水は小分けにして、クリーム等もハンドマスクで、じっくりと馴染ませるよう心がけましょう。
美容液やクリームを選択する際、肌のハリを維持する「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「エラスチン」などを補う成分や、作らせるように働く成分などを取り入れると、より効果的です。
これらの成分を壊してしまう大きな要因である”酸化”によるダメージを防ぐ、「ビタミンC」や「植物ポリフェノール」などの、抗酸化物質を含むアイテムを選択すると良いですね。
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スキンケアカウンセラー 松原 好克
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