表現力豊かな子供に育てよう!大人も真似したい「五感」の鍛え方 (2/2)

子どもの表現力の育て方は「五感」を鍛えることから。幼児から大人まで出来る聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚を鍛える方法を解説します。

執筆者: 松幸恵 職業:コンサルタント
嗅覚を刺激する

香りは、ダイレクトに脳に届く感覚の為、他の五感よりも大きな刺激を与える感覚です。
香りと結びついた経験や思い出は、一生忘れないといっても過言ではないくらい、強く印象に残ります。

 

家の中で香りを探して回るといろいろ見つかると思いますが、やはり一番大きいのは食事の匂いでしょうか。

 

夕食の匂いから、献立を想像させる

家に帰ってくると、美味しそうな匂いがする。

「今日は何?」「なんだと思う?」

よくある光景ですが、これはとても大切なやりとりです。

 

 

匂いを頼りに、今までの経験から近いものを引っ張り出してくる、もしくは一部の素材の匂いから想像して答えを探る、どちらの場合でも、香りをきっかけに頭を使って想像力を働かせます。

 

「美味しそうな匂い」で終わらせず、もう一歩踏み込んだ問いかけをするようにしてみましょう。

 

外の匂いにも敏感になろう

雨の匂い、夏の匂い、土の匂い、外には更にたくさんの香りにあふれています。

是非外を歩いているときは、積極的に「良い匂いがするね」と話しかけてみてください。

 

何となく感じている香りを、頭でしっかりと意識することができるようになります。

 

 

おわりに

どれも日常の中の何気ない1コマです。

ですが、ちょっとした問いかけや、意識をさせるだけで、普通の毎日の中でも、五感を豊かに育てる要素がたくさん隠れています。

 

五感が豊かになれば小さな気付きも得やすくなり、感性も大きく育っていくことでしょう。

 
 コラムニスト情報
松幸恵
性別:女性  |   職業:コンサルタント

普段はコンサルタントの仕事をしておりますが、
幼児~大人まで幅広い教育に関心が強く、
教育関係の団体で活動もしております。

誰かの為に、
少しでも誰かの支えになれるようにと、
そんな気持ちを持って
主に教育、時々コンサル目線でのあれこれを
様々な観点から書いていきたいと考えております。


よろしくお願いいたします

 

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