最近アツい、webコミック！

本当に面白い作品はどれ？

 

 

自分の作品が書店に置かれるには、大手出版社の賞を受賞する以外にもさまざまな方法があります。

今回は、こつこつ趣味で発表されていた作品が、出版社の方の目に留まり、書籍化された一部をご紹介します。

 

電解質（著）

 

2007年から、現在も連載が続いている有名なweb漫画です。

こちらは出版社が運営するweb漫画での掲載ではありませんが、先月ついに書籍化されました。

 

中学に入学した朝木と、そこで出会った藁井を中心にクラスメイトとの日常生活が描かれています。

帰宅部でなくても、多くの人が共感できる内容で、自身の中学生のころを思い返せます。

 

淡々としているけれど、内容とイラストはどんどん洗練されていき、日常生活に疲れた時に、安心して読むことのできる作品です。

 

 

戸塚 たくす (著) 阿久井 真 (イラスト)

 

戸塚氏はもともと趣味で「オーシャンまなぶ」というweb漫画を連載していましたが、スカウトされ、小学館のweb漫画「裏サンデー」にて、こちらの作品を連載し始めました。

 

この作品の主人公「カンタ」は、第1話でいきなり、「自身は漫画の主人公である」と知らされ、話がスタートします。

禁じ手とされがちな「メタ表現」「メタ発言」が当然のごとく存在する世界で、「主人公のカンタ」は、主人公として、作品を面白くしようと一心不乱に頑張ります。

 

内容よりも設定に重きを置いて、ハマれる作品を探している方へおすすめです。

 

 

ONE（著）村田 雄介（イラスト）

 

こちらはもともとONE氏が無料で公開していた作品です。

twitterにて、以前ジャンプで連載していた「アイシールド21」の作者・村田氏が直々に、ONE氏を誘ったという経緯で、出版社での連載が決まった作品です。

 

アニメ化もされ、web漫画業界がさらに多くの方へ知られるきっかけともなりました。

 

「ヒーロー」という存在が、職業として認知されている世界で、主人公のサイタマは、大学卒業後「ヒーロー」という職業を選び、最強であり、ただしマイペースに理想の自分を追いかけ、生きていきます。

 

人気漫画、有名漫画には、なにか欠点があったり、人間臭かったりと読者が感情移入できるような主人公が多いですが、こちらは主人公と主人公の周りが初めから最強です。

 

しかし最強であるが故の生きづらさを抱く者、本当の自分は何者なのか苦悩する者等、人間臭いキャラクターもきちんと出てくるため、置いてけぼりにされることはなく、また作画の美しさや展開の速さが素晴らしく、集中して読み進められる作品です。

 

「OTAKU」「NINJA」「SAMURAI」も出て来るためか、外国でも人気があり、youtubeでは海外のユーチューバーによるワンパンマンに関するレビューを閲覧することも出来ます。

 

 

ONE（著）

 

こちらの作品は、先ほどご紹介した「ワンパンマン」の作者・ONE氏自身が作画も手掛けています。

 

こちらは、「モブ」という、ごく普通の中学生の少年が主人公です。

 

モブと私たち読者のただ一点の違いは、「超能力を持っていること」。

モブは明るくもなければ器用さもない少年で、共感を覚える読者も多いことでしょう。

 

時には、過去の痛くて触れられたくない部分にずかずかと踏み入ってくる描写もあり、気分が悪くなることもあるほど、人間の暗い部分まで描写されている作品です。

 

 

「読み応えのあるweb漫画が読みたい」という方へおすすめの作品をご紹介致しました。

 

書籍を購入せずとも読めますが、気に入ったら、作者を応援するような気持ちで購入されてみてはいかがでしょうか？