暖かい日が続いたと思ったら、急に肌寒くなったりして、季節の変わり目は気温も不安定で体調を崩しやすい時期です。


冷え性の方は、特に手先・足先など身体の末端が冷えて辛い為、カイロを持ったり、靴下を重ね履きしたりと冷えている部分に対するケアをしがちです。しかし、その部分は温まっても身体の芯から温まることは難しいのでは? 

今回は、末端を温めるよりも効率的に身体を温める方法を2つご紹介したいと思います。

■身体を効率的に温める方法1:大きな筋肉を動かす
筋肉を動かすと、血行を促進することができるだけでなく体内で熱を発生させてくれます。

手先や足先の末端組織には大きな筋肉がありません。おなかや二の腕、お尻、太ももなどのより大きな筋肉を動かせば効率よく全身を温めることが出来ます。

■身体を効率的に温める方法2:太い血管を温める
血管を温めれば、温まった血液が体内を巡って冷えを改善させることが出来ます。

手先や足先には細い血管しか通っていない為、細い血管を温めるよりも太い血管を温めればより早く温かい血液を全身に巡らせる事が出来ます。その為、首や足のつけねにある太い血管を温めることが重要です。

冷え性とは、言い換えると血行不良とも言えます。大きな筋肉を動かし、太い血管を重点的に温めて血行を促進させて冷え性を解消しましょう。

冷えは万病の元ともよく聞きますね。忙しくなりがちなこの季節には体調を万全に整えておきたいものですね。冷えからしっかり体を守り、春を満喫しましょう。


(平野宏枝)

この記事を書いたコラムニスト

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