最低限行いたい、ハイヒールのお手入れ方法3つ。靴は女子よりお姫様に扱って!
女子よりも繊細な生き物 靴のお手入れ怠けていませんか? 簡単なシューケア方法を伝授
コツコツ貯めた貯金やボーナスでルブタンを買っても、日頃のケアを怠ればその寿命はあっけないもの。
靴はとても素直な生き物なのです。
モノは、作り上げられたその日から劣化が始まります。
毎日磨いたりお手入れするのは面倒くさいという女子のために、ファッション業界に10年身を置いた筆者が、簡単で楽にシューケアができる方法を伝授いたします。
靴箱は嵩張るし、荷物になるし、家にはシューズボックスがあるから…と、靴の入った箱(化粧箱)を付けずにいませんか?
靴だってひとりの時間が欲しいのです。
またブーツ用化粧箱は、型崩れ防止にもなりますので必要です。
靴に限らず、革製品を購入したら必ず防水スプレーを。
オススメなのが、「シリコン」の入ったタイプ。
ムラやシミになりにくいのです。
一度全体に染み渡ったら、もう一度掛けましょう。
水捌けの良さが格段に変わります。
靴ショップや生活品販売店で1,000円ほどで手に入ります。
体重50kgの人が1日履いた靴には、ジャンボジェット1機分の負担が掛かっていると言われます。
それを幅数ミリのヒールが丸一日耐えて頑張ってくれています。
靴たちの休暇は、私たちよりも慎重に与えてあげねばなりません。
帰宅後、すぐに密封した場所へ入れてしまうのは、お行儀は良いのですが靴的にはNG!
湿気やニオイを放出させるために、一晩は玄関の風通しのいい場所へ置きましょう。
翌日、乾燥剤の入った化粧箱へ収納しましょう。
お菓子に入っている乾燥剤で充分です。
また、靴の中には古新聞を入れましょう。
新聞紙は靴の中の水分を吸収し、インクの繊維は殺菌効果もあります。
ちょっとした汚れは、実は消しゴムである程度綺麗になります。
ゴシゴシ擦らず、そっと触れる程度で優しく撫でるように。
また、ストラップ部分などの縫い糸がほつれた時は、ハサミで切らずにライターを近づけてみて。
綺麗に縮み、更なるほつれを防ぎます。
直接当てると燃えてしまうので、あくまで「近づけるだけ」です。
私たちが月一でエステへ行く気持ちで、月に1回栄養クリームを塗ってあげましょう。
レザーの持ちが格段に変わります。
ヒールで歩くとき、金属の嫌な音が聞こえる方をたまに見かけますが、これはかかと部分がすり減って中の釘が出てしまっている現象です。
ヒールを履く人間として、最もやってはいけない恥ずかしいことです。
品がなく、今すぐそのヒールを脱いで裸足で帰りなさい!と言わざるを得ません。
かかとの減りを感じたら、すぐにリペアショップへ持って行きましょう。
大体は1500円程度、数分でお直しできます。
また、減り方で自分の歩き方の悪い癖も分かります。
ヒールが斜めになっている靴を気づかず履き続ける人も多いですよね。
普段の歩き方にも、心を配りましょう。
ひとりの時間も大事にしたいし、いつまでもキレイでありたい。
働いたらお休みしたいし、ちょっとしたことで傷つきやすい。
靴は、誰よりも繊細な女の子であり、女性の一日を支える大切な相棒です。
美しい靴にヒール、そして歩き方の3つが揃って、ようやく「大人の良い女」がアピールできるのです。
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