「メイクが濃くって派手」といった印象を与える人と、「メイクしているのかわからないくらい薄いのに、手抜き感がなくてキレイ」といった印象を与える人がいます。


その違いは一体どこにあるかというと、メイクの中でも土台といえる肌の印象。メイクというと目元やリップ等のパーツメイクに力を入れてしまいがちですが、実はメイクの印象を決めるのは肌(ベースメイク)なんです。

プロのヘアメイクさんが一番時間をかけているのもやはりベースメイクだそう。適切なベースメイクをしているかどうかで、印象に大きな差が出てしまうんですね。

ところで、化粧水や乳液で肌を整えた後、いきなりファンデーションを塗ってはいませんか? ファンデーションの前にメイク下地を使うのはキレイ肌の必須ポイント。

下地にはキメの粗さや毛穴といったウィークポイントをカバーしたり、ファンデーションのノリやモチをよくしてくれるなどの効果があります。そんなメイクの仕上がりを左右する、下地の上手な選び方をお伝えします。

■まずは理想の肌の質感を決める
ほどよいツヤ感があって内側から輝くような肌にしたいなら、パール系の下地がおすすめ。パール系の下地なら内側から輝くような肌の光沢やナチュラルな立体感を演出してくれます。

これからの季節、お肌の乾燥が気になるならエモリエント成分が多めの下地を使うことで、しっとりと滑らかな質感をキープできます。

皮脂や毛穴が気になるようなら、皮脂吸収ポリマー配合のものや球状粉体が多めの下地を選びましょう。球状粉体はあまり聞き慣れないかもしれませんが、肌にあたる光を様々な方向へ反射させてくれる効果があります。毛穴や荒いキメなど肌の凹凸がカバーし、マットな質感の陶器肌へと導いてくれますよ。

■肌の色を補正する
肌色が均一で特に色ムラのない場合は、無色タイプの下地で凹凸や質感のみをカバーすれば大丈夫。ピンク系の下地なら血色の良い柔らかな肌に見せてくれます。赤ら顔やクスミなどが気になる場合は、色付きの下地がおすすめです。

例えば黄ぐすみが気になるならパープル系がベスト。透明感のあるナチュラルな肌色に整えてくれます。黄ぐすみよりももっとダークな茶ぐすみや肌のたるみ等には、オレンジ系の下地が効果的。グリーン系の下地は赤味をカバーしてくれます。これは赤味が気になる箇所などポイントとして使うのがおすすめです。

肌の質感や色をあらかじめ補正しておくことで、ファンデーションを厚塗りしなくても美しい理想の肌に近づくことができます。サンケア効果もある下地なら、光老化の原因となる紫外線等からも肌をガード。

肌を守りながら理想的な肌に導いてくれるメイク下地を効果的に使うことで、美しい素肌感を演出してください!


(YUKICO)

この記事を書いたコラムニスト

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