誰しもが避けて通ることのできない老化現象。でも、実際の年齢より若く見える人や、老けて見える人がいるのは事実です。見た目に違いが現れてしまうのは、“長寿遺伝子”によるものかもしれないという研究がすすめられ、今、注目を集めています。


■若々しさの鍵を握るのは長寿遺伝子!? 
長寿遺伝子は、サーチュイン遺伝子とも呼び、さまざまな実験データーから、体の代謝や老化、寿命などに関わるメカニズムに作用すると考えられています。

老化以外にも、アルツハイマーなどの神経疾患や、動脈硬化、心不全、肥満などの研究結果も判明しています。長寿遺伝子は、年齢や性別に関係なく、誰の体にも存在しますが、遺伝子にはスイッチがあり、オン(活性化された状態)にしていないと効果が発揮されません。

■長寿遺伝子のスイッチをオンにする方法!
長寿遺伝子のスイッチをオンにするには、いくつかの方法がありますが、一番手っ取り早い方法は、朝から夕方まで何も食べないこと。6時間以上何も食べない状態であれば、長寿遺伝子はオンになると考えられています。

ただ、ずっとそんな生活を続けるのは難しいので、毎日継続するためには、日々のカロリーを制限することが効果的です。

その他には、適度な運動や、抗酸化物質を含む食材を毎日の食事に取り入れることも重要だと考えられています。ただし、一番大切なのは、一時的にスイッチをオンにすることは誰にでも簡単にできるのですが、コンスタントにオンの状態を保つことが出来るかどうかがということ。

長寿遺伝子をオンにする生活習慣を心掛けて、若々しさと美しさを手に入れてみませんか?


(廣田美千代)

この記事を書いたコラムニスト

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