赤ちゃんが離乳食を食べない!食事を嫌がる、遊び食べの原因と対処法
離乳食を食べない赤ちゃんにイライラ、心配!遊び食べ・吐くなど、食事を嫌がるときの対処法を解説します。離乳食の基本を思い出して、気楽に子育てしましょう。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
離乳食は、子どもがお乳ではなく食べ物への移行するための大事な練習食。
そのため、離乳食を用意するお母さんとしては、ついつい気合いが入ってしまうのも当然です。
ですから、食べてくれなかったり、食べムラが出て遊び始めてしまったりすると、お母さんとしては「なぜ?」、「どうして?」と悩んでしまうことになると思います。
食べてくれない悩みは、辛いものですよね。
調理法以外の「離乳食の基本」を知ることで、「離乳食を食べてくれない」という悩みから、少しは解放されるかもしれません。
離乳食は、食事を食べるための練習食です。
ですから、食べるための楽しさと美味しさを教えるためのもの、と考えてほしいと思います。
そこで基本となるのが、次の3つです。
- 食べやすさ
- 楽しさ(おいしさを知ってもらう)
- お母さんの根気
以上が揃ったときに、お子さんは食に興味を持つことができます。
お母さんの努力が必要なところです。
調理法に気をつけることや、ベビーフードを上手に使うことが、大切なポイントになります。
いすに座って美味しい物を食べることや、お母さんの笑顔と一緒に食事をすることです。
これが一番難しいところでもあります。
食べムラや遊び食べ、嫌がって食べない、などの困ったことが起きたときに、叱ったり、無理に食べさせようとしたりしないことが大切です。
食べてくれないと、どうしてもあせりが出てきてしまいます。
それだけではなく、イライラして、感情的な言葉を口にしてしまうこともあるでしょう。
子どもは、こういった親の気持ちに物凄く敏感です。
そうすると、食べることが嫌なもの、お母さんを怒らせてしまうもの、に感じてしまうこともあります。
そういった状況の中で美味しく食事ができますか?
大人でも嫌ですよね。
子どもも、同じ気持ちになってしまうのです。
一方で、せっかく作ったものを食べないで吐き出してしまったり、嫌がったり、食べ遊びを始めたりしたら、作り手であるお母さんが嫌な気持ちになることも重々承知です。
ですが、離乳食の基本を思い出してください。
「楽しく美味しく」を知ってもらうためですから、そこは少しだけ親が我慢しましょう。
ただ覚えていて欲しいのは、子どもが遊び食べなどをしているのは、「お母さんを困らせようとしてではない」ということです。
お子さんが、自分から手を出すというのは、自立への一歩に繋がるものです。
ですから、食べないからといって、親のあせりを怒りにしてしまわないでくださいね。
遊び食べをしてしまう場合、量を少なめにした料理を一皿ずつ渡してみるようにしましょう。
または、手づかみしやすいものに変えてみるのも一つの方法です。
持たせるスプーンと食べさせるスプーンを分けてもいいですね。
この行動は、5~7ヶ月の子どもによく見られます。
お乳とは違う何かが口に入ってくるのに慣れていないことが原因のようです。
そんな時は、「また翌日にトライしてみよう」と、いったん諦めることが大切です。
無理強いすると、楽しさも美味しさも覚えられません。
また、苦手な味や、食べにくく感じられる食べ物も嫌がりますので、舌触りのいいものを与えるように工夫してみましょう。
食に興味が出てきた証拠です。
手で感触を確かめてから、自分で食べようという意欲の表れですので、ぜひさせてあげましょう。
離乳食を作ることは大変な作業であり、食べさせていると、お母さんの神経を逆なでするようなことが起こったりもするものです。
これは、子育てをした人みんなが通ってきた道です。
子どもが遊び食べをしたり、嫌がって泣いたりしても、それらは、成長のためには、とても大切なこと。
「食べることの楽しさ」、「お母さんの料理を食べることの嬉しさ」、「食べるという動き」を覚えることに繋がります。
離乳食の基本をその度に思い出して、お子さんと離乳食を楽しむ気持ちでやってみましょう。
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