ペットを飼うときの心構え 動物を飼う人にお願いしたいこと 基本編

ペットを飼うための条件や心構え・心得、ペット飼ったらすべきことなどについて説明します。ペットを飼う前に必ず知っておいてほしいこと、お願いしたいことを記載しています。

執筆者: AnimaLove

最近、ペットを飼う人が少しずつ増え、再びペットブームともいえるよう状況となっています。
ペットを飼うことで、癒されたり、楽しめたり、多くの恩恵を得られることは事実ですが、ペットを飼うことは決して楽なことではなく、様々な制約や作業が必要となることを理解する必要があります。

このコラムでは、これからペットを飼おうとしている方に、お願いしたいこと、覚悟してほしいこと、ペットを飼うなら当たり前とも言えることについて説明していきます。

 

 

福はなさんの写真



最期まで飼う覚悟を


当たり前の話ですが、ペットは生き物です。
いかなる理由であれ、途中で捨てる、飼うのをやめるなどということは許されません。

一度、ペットを飼ったからには、最後まで、つまりはそのペットが死ぬまで世話をすることを心に誓ってください。
どんなことがあっても、ペットと一緒に暮らせるように努力してください。

最期まで(死ぬまで)面倒を見るということは、ペットを飼うときの基本中の基本です。
必ず最後まで飼い続けるようにしましょう。

もし、やむ負えない事情でどうしても飼えなくなった場合には、家族や知人に引き取ってもらえるようしてください。もし引き取ってくれる人が見つからないなら、見つかるまで永遠に探し続けてください。土下座をしてでも見つけてください。

いかなる理由であれ、ペットを捨てることは許されません。

 



家の中で飼う


家の外に犬小屋があって、外で犬を飼っていたのは昔の話。
今は犬でも家の中で飼うのが主流です。都市部の地域ではほぼ当たり前といえるでしょう。

稀に昔ながらに犬を外で飼っているところを見かけますが、現代の夏や冬に外で飼うのは、ある意味虐待ともいえますし、蚊に刺されてフィラリアなどの重篤な病気に罹ってしまう可能性もあるため、外で飼うのは避けるべきです。

猫も外で飼ったり、放し飼いとしている方がいますが、感染症や事故などの恐れもあるため、家の中で飼うべきでしょう。



「ペットを家の中で飼うなんて信じられない!」と思ってしまう古い考えのあなた。

そんなあなたは30年位時代遅れです。
脳みそを最新のバージョンにアップデートするとともに、数日間あなたが家の外の犬小屋で寝泊りしてみることをおすすめします。

 

 福はなさんの写真



散歩は最低1日2回



主に犬の場合ですが、散歩は最低でも1日2回行きましょう。
1回あたり30分以上の散歩を1日2回(朝夕)、これが基本です。

ペットはあなたと違って、一人(一匹)で自由に出かけたりすることができません。
そんなペットが家の外に出られるのは、唯一、散歩のときとなります。

家がどんなに快適であっても、一日中家にいるのは退屈ですよね。
ペットもあなたも同じです。ペットも家の外にでて、綺麗な空気を吸って、伸び伸びと走ったり、歩いたりしなくてはストレスが溜まってしまいますし、運動不足にもなります。

雨でも嵐でも、ペットがどうしても嫌と言わない限りは1日2回の散歩を欠かさずにしましょう。



「1日2回も散歩に行けない」と思ったあなた。そんなあなたは1回30分の散歩に行く暇もないほど忙しいのでしょうか? そんなことをいう人に限って、実際はたいして忙しくもなく、TVを見ていたり、スマホゲームをやっていたりするものです。
そんな暇があるなら、散歩に行くほうが100倍ましですので、グダグダ言わずに1日2回の散歩を日課にしましょう。

どんなに忙しかろうが、散歩の時間は死守してください。

 

 福はなさんの写真

 

 

ペットショップではなく、保護施設・収容所から引き取る



可能な限り、ペットショップで購入するのではなく、保健所や保護施設などに収容されているペットを引き取るようにしてください。

日本では、ペットを飼うなら、ペットショップで購入するのが普通となってしまっていますが、これは悪しき習慣です。

ペットショップで売られている血統書付きのペットを飼いたい気持ちもわからなくもないですが、一方で全国で年間20万頭もの犬・猫が保健所に入れられ、殺処分されている事実を忘れないでください。

あなたがペットを飼いたいと思ったならば、今にも殺されてしまう命を助けてあげてください。

保健所・収容所から、ペットを引き取ることは、命を救うことに繋がります。
命を救ってもらったペットは、あなたへの恩を一生忘れないはずです。
どうせペットを飼うのなら、保健所などに収容された明日にも消されてしまうペットを救い、引き取ってください。



それでもペットショップで人気の犬・猫を飼いたいと思ったあなた。そんなあなたはペットを飼うに値しません。ペットではなくブランド物のバッグでも買ってください。
でも、あなたには本物よりも偽物のブランドバッグが良く似合いそうです。

 

 

おわりに


以上、ペットを飼うときの心構えの基本中の基本です。
ペットは家族ですので、ペットを幸せにできるように、最大限努力するように心がけてください。



次回は上級編として「極端だけどごもっとも。ペットを飼う人の心構え・守るべきルール 上級編」をお届けします。

 
 コラムニスト情報
AnimaLove
性別:男性  |   現在地:東京  |  

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