保育園卒と幼稚園卒、違いはある?園選びのポイントを保育士さんに聞いてみた。 (1/2)
子育てしやすい園の選び方をプロが解説!幼稚園と保育園の違いと、園選びのポイントとは?最近では、幼稚園でも預かり時間を長くしたり、保育園でも教育を取り入れるところも。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
入園時期が近いママにとって、園の選び方は、一番の悩み事になるでしょう。
私自身も入園させるのはどちらがいいのかと悩み抜き、園の説明会などにもたくさん足を運びました。
今回は、「保育園と幼稚園の違い」についてお話しします。
私自身が経験して分かったことだけでなく、認定保育園や幼稚園で勤務されている保育士・幼稚園教諭の方々にもお話しを聞いてきましたので、園選びの参考にして頂きたいと思います。
保育園と幼稚園を比較する場合、管轄の違いや法令などの比較などが一般的ですね。
例えば、保育園の方が預かってくれる時間が長いとか、幼稚園の預かり時間の基本は2時までだから、その後のことが困るなど、「保育園は働いているママ向けで、幼稚園は専業主婦や時短勤務のママ向け」のような考え方をする傾向がありました。
ですが、お話しをさせて頂いた保育士さん達によると、現在の園の違いはほとんど無くなってきているということです。
幼稚園でも、3歳前の子どものクラスあり
「保育園だから子どもを預けるだけと思われがちですが、うちでは教育の部分もあります」:保育士
「遊びの中で文字や数字などを認識できるように、教育にも力を入れています。」:保育士
延長保育や入園前のこどもをお願いできるようになってきているなどの時間的な問題面だけでなく、教育の面でも様々な工夫や指導の面も充実してきていると言ってもいいと、お話しを伺って感じました。
「保育園卒と幼稚園卒では、小学校入学から差が出てしまうのではないか?」という心配事というか、お悩みをよく耳にします。
確かに、入学した時からひらがなや数字が書ける子とそうでない子の場合、差があると感じることがあったのかもしれません。
ですが、数年前から、幼稚園だけでなく保育園でも、3歳以上のクラスからは「教育」の部分を多くしてきているそうです。
今回お話しを伺った保育士さんの勤務する保育園では、「モンテッソーリ教育法」を導入し、感覚教育を大切にしているとのことでした。
モンテッソーリ教育法とは、20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法で、「教具を通して経験させ、その経験に基づいて質量や数量などの感覚を養うことや、言葉なども感じ取れるように言語教育をする」ものです。
保育園卒でも幼稚園卒でも、入学前に必要なひらがなの読みや数字などの教育面にしっかり触れてきているということになります。
教育の面から見たら、保育園卒だから幼稚園卒だからというような差は、少なくなってきていると思われます。
時間や教育の面での差がそれほどないのであれば、保育園と幼稚園のどちらに入園させればよいかということになってくると思います。
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