ミネラル補給で人気の飲み物「麦茶」。大麦の栄養を凝縮した麦茶の健康・美容効能をご紹介します。ノンカフェインな夏のドリンクとしてどうぞ。
夏になるとよく飲まれる麦茶。
香ばしくてクセのない味は、日本人に馴染みのあるお茶として人気です。
この麦茶ですが、健康と美容、さらにダイエットにも効果的であることをご存知でしょうか?
麦茶の原料は「大麦」。
大麦の実を炒って水出ししているものです。
夏によく飲まれているのは、その栄養効能に理由があるのです。
汗をかくと失われやすいミネラルを、大麦の栄養素が補給してくれます。
ミネラルが不足すると、むくみや塩分をうまく排出出来なくなったり、脂肪の燃焼吸収を抑える働きが弱まったり、また代謝低下を招くなど、健康と美容全体に不利益をもたらす原因となります。
- ミネラルとは
ナトリウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素
大麦を炒ると香ばしい匂いがするのですが、その成分「アルキルピラジン」が、ドロドロの血液を綺麗にし、栄養素をスムーズに流してくれます。
水分不足時は血液がドロドロになりますので、有り難い栄養素ですね。
GABA(ギャバ)というアミノ酸成分が血圧を下げ、血栓を作りにくくしてくれるため、動脈硬化を予防する作用があります。
中性脂肪やコレステロール値を下げる作用もあるとされています。
また、GABAにはイライラ時の血圧上昇やノルアドレナリンの過剰分泌を抑えてくれる効果も期待できます。
「p-クマル酸」という成分が、老化や疲れ、病気の原因ともなる活性酸素を除去する働きが期待できます。
シミの原因となるメラニンを抑制する働きもあり、お肌のアンチエイジングにもおすすめです。
大麦は、東洋医学で見ると夏野菜と同様、体の熱を発散させてくれる飲み物。
暑くて火照っている時は麦茶がお勧めです。
ノンカフェインで余計な甘味料なども含まれていないため、老若男女が安心して飲めるドリンクです。
麦茶に砂糖を入れるのはたまに聞きますが、はちみつの方がより健康的です。
飲みやすくなり、腸を整えてくれます。
また、梅干しを潰して入れることでクエン酸効果が働き、疲労回復と夏バテの体によく効きます。
温かい麦茶だと美味しく頂けます。
キンキンに冷やした麦茶は美味しいのですが、あまり冷たいものばかり飲むと胃腸が冷え、代謝の低下や便秘、冷え性など有り難くない効果を与えてしまいます。
常温、または温かい煮出し麦茶をお勧めします。
健康に良いと言われる麦ごはんにも使われる大麦。
それを水出しした飲み物ですから、健康に良いこと間違いなしです。
何を飲もうか迷ったら、麦茶をチョイスしてみてくださいね。
|
|
関連コラム
|
|