イタリア観光旅行「フィレンツェ」で行くべきおすすめ美術館4選
芸術の都イタリア「フィレンツェ」は、見るべき観光スポットが沢山あります。ウフィツィ、サン・マルコ、パラティーナ、アカデミア美術館。おすすめ美術館を厳選して紹介。
この小さな街フィレンツェには、ルネサンスの時代を大きく反映する美術館がたくさんあります。
フィレンツェの街を訪れた時、どこから何を観たらいいのか、迷う方も多いでしょう。
さぁ、美男美女に会いに行こう!
小さな街に点在する、素晴らしい作品たち。
その作品のモデルとなった美女や美男子たちもまた、その時代を生きた人々であります。
ルネサンス時代の美しい人々を、作品を通して訪ねてみるのはいかがでしょう。
今回は、そんな視点で、お勧めの美術館をご紹介したいと思います。
定番ではありますが、ここでは、多くの美女が見られます。
ボッティチェリ作「ヴィーナスの誕生」は、非常に有名ですが、ここではまた、ティツィアーノ作の「ウルビーノのヴィーナス」も健在です。
彼の描く「フローラ」もまた、透明感のある美しい女性です。
そして、ラファエッロ作「ひわの聖母」は、母性を感じさせる母の美しさが描かれています。
こちらの美術館で、お目にかかれるは、フラ・アンジェリコの「受胎告知」。
神への愛が注がれたマリア様は、清楚な美しさが感じられます。
こちらの美術館ではまた、ギルランダイオ作の「最後の晩餐」も見ることが出来ます。
ピッティ宮殿に併設する、こちらの美術館には、まさに「ヴィーナスの間」と名付けられた部屋があり、そちらには、カノーヴァ作の「イタリアのヴィーナス」が飾られています。
また、ラファエッロ作の「ヴェールの女」や「大公の聖母」、「小イスの聖母」は、母なる美しさが溢れてい
ます。
ピッティ宮殿には、この他、近代美術館や銀器博物館、陶磁器博物館など7つに及ぶ美術館や博物館が含まれています。
歴代のトスカーナ大公が居住した宮殿、妻のために作られたボーボリ公園は、当時の大公の妻への愛の大きさが感じられるスケールの大きさです。
さて、ここまで美女ばかりが紹介されていますが、美男子も、もちろん健在です。
兎にも角にも、イタリアの美男子の象徴とも言われる、ミケランジェロ作の「ダヴィデ」像のオリジナルは、こちらにあります。
当時、フィレンツェ市の依頼で共和制のシンボルとして制作された「ダヴィデ」は、1880年代まで、シニョーリア広場の市庁舎前に健在していたと言われています。
明るいクーポラの中心にそびえ立つ「ダヴィデ」の肉体美は、まさに、現在のイタリア人男性の目指すところでもあるようです。
男性には、強さを感じさせる筋肉隆々の肉体美、そして女性には、母をも思わせるような、ふくよかな優しさを含んだ美しさが、当時のイタリアの理想の美しさだったのかもしれません。
そんな美しい人々を作品を通して垣間見つつ、その時代を思うこともまた、大きな感動を呼ぶかもしれません。
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花の都 フィレンツェ に住むこと、はや十数年。
フィレンツェの台所と言われる、メルカートで働いて10年以上となります。
多くの食材に囲まれながら、花より…の生活を楽しんでいます。
そんな生活をこちらに綴っています。どうぞ、ご覧ください。
http://ameblo.jp/yuku810/
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