こんなことまでやっていた、想像以上のコラボレーション企画
今や一般的となりつつある『コラボレーション』。
もともとはブランド×ブランドでより新しいものを!という化学反応を求めて・・の流れだったような気がしますが、最近ではアーティスト×ブランド、食料品メーカー×アパレルメーカーなどなど異業種でのコラボが増えてきています。
もはやコラボレーションが普通になってしまい、コラボそのものは新しくもなんでもない、というところから意外性を求めた結果、なのでしょうか。慣れというものは恐ろしいです。
コラボレーション(英: collaboration)は、共に働く、協力するの意味で、共演、合作、共同作業、利的協力を指す言葉。しばしばコラボと略される。かつては「初共演」などとするのが一般的だったが、2000年以降に「初コラボ」「異色のコラボ」などの形でPR(宣伝)の際に頻繁に用いられるようになった。(引用Wikipedia)
私の記憶で一番古いコラボレーションは1995年、裏原系ブランド「グッドイナフ(GOODENOUGH)」×吉田カバンの「ポーター(PORTER)」でした。探ればもっと古い歴史はあるかもしれません。意外なコラボが出てきそうです。
そこで、今世の中に溢れる様々なコラボレーションの中から、新しいものも古いものも、気になったコラボレーションをピックアップしてみました。
「ビームス(BEAMS)」×東急ハンズ 『WORK HANDS』
出典:http://www.work-hands.com/
2013年に誕生したビームスと東急ハンズのコラボレーションによるライフスタイルショップ。
新ワークウェアブランド「WORK HANDS × BEAMS」をはじめ、「DIY」「ガーデニング」「クッキング」をテーマにセレクトしたスタイリッシュな生活雑貨を展開。現在は渋谷、大阪・心斎橋、博多、横浜の東急ハンズ内での展開だが、今後は単独での出店も計画中。
「ロペピクニック(Ropé Picnic)」×はらぺこあおむし
こちらは「ロペピクニック(Rope Picnic)」で今年の秋にリリース予定のアイテム。展示会中もこちらのブースは大人気でした!アイテムはキッズ用もありますが、親子お揃いで使えるものも。普遍的な絵本ならではです。
メルセデスベンツ×スーパーマリオ
まずはこちらの動画をご覧ください。
メルセデスベンツは、2014年5月29日にコンパクトSUV「GLA」クラスを発売。「GLA」はあらゆる生活シーンにマッチし、年齢・性別を問わず幅広く使えるモデルであることから、1985年の発売以来、幅広い層に親しまれている「スーパーマリオブラザーズ」とのコラボレーションが実現したのだそう。この動画も人気です。
シトロエン×「エルメス(HERMES)」
出典:http://blog.le-parnass.com/
1948年にフランスのシトロエン社によって生み出された名車『2CV』。2008年にシトロエン社が創業60周年を迎えたことを記念し、同年に開催された”Paris Motor Show”で「エルメス(HERMES)」が外装・内装をすべて手がけたスペシャルな1989年製の2CV。外装はエルメスらしい上品でライトブラウンに塗装されていて、天蓋はグレイベージュのコットンのキャンバスを使用。圧巻なのは内装で、エルメスお得意の皮革加工技術をフルに使い、ダッシュボードやハンドル、ギアノブや小物入れに至るまで全てが美しいヌメ皮で作られていて、エルメスのカバンの中に入ってしまったよう。こちらは世界にたった1台だけ、スペシャル中のスペシャルな1台です!
フィンランド航空(FIN AIR)×「マリメッコ(marimekko)」
出典:http://www.finnair.com/JP/
フィンランド航空は2013年春より、北欧を代表するデザインファッションブランド「マリメッコ(marimekko)」とのデザインパートナーシップ契約を結んでいます。日本でも人気の「ウニッコ」を塗装したフィンエアーエアバスA340機が、フィンエアーのハブであるヘルシンキ空港から日本路線を始めとする長距離路線で運航しているほか、全航空機でテキスタイルやテーブルウェアをはじめとする”marimekko for Finnair ”コレクションを採用。” marimekko for Finnair”コレクションは、機体の軽量化に役立つだけでなく、機内が軽快で斬新な雰囲気になるように、特別にデザインされています。
「エルメス(HERMES)」×「バンズ(VANS)」
出典:http://stylepantry.com/
こちらはエルメスのヴィンテージのスカーフを使用して作られたVANSのスリッポン。持ち主のセレブリティスタイリスト兼インテリアデザイナー、ロバート・ヴェルディは元々ジュエリーデザイナーとして、バーグドルフグッドマンやバーニーズで作品を売っていました。TVへの出演がきっかけで、シンシア・ローリーのショーやコートニー・ラブの自宅インテリアのスタイリングを手がけるようになったのだそうです。これらは彼の作品なので正確には対企業とのコラボではありません。ちなみに非売品ですが、この画像が出たとき「どこで買えるか?!」とかなり話題になりました。
「ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)」×輪島塗
出典:rakuten
「BOITE LAQUEE WAJIMA(ボワット ラケ ワジマ)」と名付けられた小物ケースは、対角線9センチ×高さ3センチの六角形。黒漆で鏡面仕上げされた表面には、おなじみのモノグラムの中にある花の模様が金の蒔絵によって表現されています。一番大きな花柄の中央には、LとVの文字が重なり合ったマークをさりげなくあしらっている。このコラボレーションは、ルイ・ヴィトンと集英社のファッション誌「シュプール(SPUR)」が、2007年3月の能登半島地震によって甚大な被害を受けた輪島塗産地の復興支援を目的に企画したもの。地震の影響で工房が全壊し、再興を諦める職人が続出した時、世界を代表する輪島の漆工芸技術に共通点を感じていたルイ・ヴィトンが輪島の伝統技術を復興支援することを決意し、チャリティーオークションの開催に至ったのだそう。売上金はもちろん、輪島の伝統技術復興を支援するために寄付されました。
大きなものから小さなものまで、形にならないコラボレーションというのもあるので、発想力がすごいです・・。
もちろん、手を結ぶまでにはいろんなきっかけや理由があるし、形にするまでも大変だと思います。お互いがお互いの苦手分野を補って、さらにブラッシュアップしていくので、可能性は無限大なんですね。コラボものを見かけたら、背景まで考えてみるのも楽しいかもしれません。
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