今回ご紹介するのは、渋谷・原宿エリアのヴィンテージショップ「TORO」。
この場所で20年以上続けている、老舗ショップ。 




ヴィンテージ好きなら知らない人はいないくらいの有名店だが、今回改めてお店作りから、ヴィンテージの在り方、時代の流れなども考えて、オーナーを中心にスタッフの皆さんで創り上げてきたということを感じた。



店内はこまめにレイアウトが変えられるので、行くたびに新鮮な発見がある。

 


又、スタッフの方の商品一つ一つへの愛情が深く、知識の豊富さについつい話し込んでしまう。
ヴィンテージでもそうでなくても、お客さまへの真摯な対応に心が打たれる。
モノを売る、というより伝える、という感覚。

 



ヴィンテージアイテム以外にも、リメイクのオリジナルブランド「IRREGULAR」も人気。
商品の入荷はほぼ毎日行われるが、一期一会なのでピンときたら即買いがおすすめ。

公式FACEBOOKでは、リアルタイムで「TORO」の世界観が伺えるのでチェックしてみては。

 

今のおすすめはフランス製のエスパドリーユ。ダブルソールなところがレア。

夏のアイテムとしてのイメージがあるものの、タイツやモヘアソックスを合わせて、通年コーディネートに登場させたい。

ブラックとホワイトの2色。6,800円(税抜)

 

 


こちらはルーサイトという素材を使用したクラッチバッグ。
ルーサイトとはプラスチックが出来る前の素材で、1941年にデュポン社が特許を取得した、高い透明度と強度を持つ着色可能な熱硬化性のアクリルの樹脂のこと。希少価値が高く、ファッション性にも優れたもの。

クラッチバッグ 38,000円(税抜)

 

 

こちらは個人的にもかなりツボのハット。節は分厚くしっかりしているが、驚くほど軽量。

ネイビーのリボンもポイント。

ハット 18,000円(税抜)

 

 

 

おすすめドレス。カラフルなダイヤ柄は「サルヴァトーレフェラガモ(Salvatore Ferragamo)」のヴィンテージ。

 

 

 

 

刺繍のブラウスは、手刺繍で文字が寄せられ、メモリアルなものなのかデザイン背景も興味深い、特別感のある一枚。

 

 

 

古着やヴィンテージと一言で言っても、100年前のものもあれば、1990年代というつい最近のものまである。古いものであればあるほど限りがあるため、どんどん数は少なくなっていくが、見る人から見れば、90年代のものもヴィンテージで、初めて見る新鮮なものだったりする。

そういう時代の流れがあって当然の中で、「TORO」は視野を狭める固定観念にとらわれず柔軟性を持って、今まで20年間クオリティを維持してきた。何もかも移り変わっていく中で、新しい部分と軸となる部分が共存している物語のある空間。古着好きな人もそうでない人も、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

 

【店舗概要】

ヴィンテージショップ TORO(トロ)

所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-19-17 石田ビル4F

電話番号:03-3486-8673

営業時間:13:00-20:00

https://www.facebook.com/torovintage

 

 

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