2人のYves

Fashion Latte編集部

最近、映画を観に行くことあまり無かったんですが、この作品に関しては別物でした。

 

それだけ気になってたんですよね。と言う訳で観に行ってきました。

 

「 Yves Saint Laurent 」

 

ディオールが亡くなり若くしてデザイナーに抜擢されたイヴ。

 

ディオールでの活躍後、自身のブランドを設立。その後の活躍はご存じの方も多いでしょう。

 

(写真上)モンドリアンルック、(写真下)サファリルックなどなど。

 

 

 

イヴ・サンローランが打ち出したデザインはどれも有名であり革新的でした。

 

彼が残したものは色褪せることなく今尚多くの人々に影響を与えています。

 

映画では彼が最も輝いていた時代について描かれています。

 

これまでのコレクションの中で個人的に最も好きなのがこの時発表されたスモーキングです。

 

 

撮影はhelmut newtonによるもの。佇む姿が凛とした女性像を連想させます。

 

男性服では一般的であったスモーキングジャケットを女性が纏うことは一種の強さを表現しているのだと思います。

 

この作品の発表当時、ピエール・ベルジェは「シャネルは女性に自由を彼は女性に権力を与えた。」と語っています。

 

この言葉からも彼のデザインした服が女性にとってどれだけ影響力があったかを物語っています。

 

自分も以前パリで行われた回顧展を観に行きましたがその時に実際に見た物も劇中を通してまた見ることが出来るのはとても感慨深いものでした。

 

観終えた感想はとてもいい時代だったんだなぁと、作品の緻密さや彼自身の着こなし、ずっと一緒だったピエール・ベルジェと関係性まで色んな視点で見ることが出来ました。是非とも劇場で観て頂きたいと思います。

 

話は変わりますが皆さんはYves Kleinをご存知でしょうか?

 

Yves Saint Laurentを観たからとは言えなんとも無理矢理ですがイヴ繋がりで知って頂けたらなぁと。笑

 

先日のとあるコラムでYves Kleinについての紹介文を読みました。

 

 

 

作品はとにかくシンプルであり単色のみで描かれているのが印象的です。

 

中でも多く使われていた色が青色でした。

 

写真の青色はIKB( international klein bleu )と呼ばれ、彼が自ら開発した顔料になります。

 

一貫して青に拘り続けた彼の作品はとても興味深く思えました。1つの色に特化して描き続けた画家もあまり居ないのでは無いでしょうか。

 

34歳の若さで亡くなっており、画家としての活動も短いですが、作品1つ1つが強烈な印象を与えています。

 

作品集も出ているのでこれをきっかけに読んでみるのも面白いかもしれませんね。

 

今回は2人のYvesについて書きました。

 

季節もだんだん秋らしくなってきたので、これから映画や絵画を観に出掛けてみるのも良いかもしれませんね。

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