
「冷たい飲み物は体に悪い」のはなぜ?美容&健康に与える悪影響と、負担を少なくする飲み方を薬剤師が解説します。冷たいドリンクで身体を冷やさないようにしましょう。
こんにちは、薬剤師の宮本知明です。
何かを飲むときに、冷たいものを選ぶ方は今でも多いと思います。
最近では、常温のものを置いている店舗もあるので、冷え性を気にしている方の中には、常温のものを選択する方もいます。
女性にとって「冷え」は、本当に天敵と言ってもいいほどです。
皆さんの美容と健康のために注意してほしい、冷たいものを控えた方がいい理由をご紹介します。
冷たい飲み物を体内に入れると、血管や筋肉が冷えて固くなるため、血行が悪くなり、体温が下がります。
そうすると、次第に体の先端や内臓が冷えるようになり、冬でなくても、夏の冷房も影響して、冷え性になってしまいます。
同時に内臓機能を弱めてしまうため、栄養の吸収が悪くなったり、下痢をしたり、疲れやすくなったりします。
また、体温が下がると、免疫力も低下します。
「1度下がると、免疫が30%以上低下する」とも言われています。
子宮は、血液に関係しておりますので、血流が悪くなると、すぐに生理に影響が出てきてしまいます。
女性は筋肉量も少ないので、血流が悪くなりやすいのです。
冷えは、子宮に一番悪いことですので、冷たいものだけでなく、日ごろから体を冷やさないように気を付けるようにしましょう。
また、血行不良により目の下にクマができたり、むくみができやすくなったりします。
髪や肌の艶も失うため、年齢よりも老けて見えるようになってしまうことも。
外からの美容も大切ですが、冷たいものを控えて、内側からの美容も心がけましょう。
たとえ良くないことが分かっていても、どうしても冷たいものを飲みたいときがありますよね。
そんな時は、少し工夫をしましょう。
- 氷を入れないで飲む。
- 一気に飲むのではなく、時間を空けながら少しずつ飲む。
こうすることで、内蔵への負担が軽くなります。
体に熱を持っていないようであれば、常温のものや温かいものを、できる限り飲むようにしましょう。
冷たいものは、季節問わず、美容と健康にあまりよくありません。
女性は元々体温が高いわけではないので、冷たいものを摂ると、内臓機能に影響しやすいのです。
生理もありますので、温めることを一番に考えて、冷たいものは体の熱を感じるときくらいにすると丁度いいですね。
|
|
関連コラム
-
-
-
-
-
山本小枝子
|
|