元アパレル販売店員が語る!「個人売りノルマ」と「服を自腹で買う」は本当にあるの? (1/2)

ショップ店員の悩みの種「個人売り」制度。 「アパレル販売の仕事は、売り上げノルマがある」「自腹を切ることがある」は本当?元アパレル店員が業界の裏側を語ります。

執筆者: 大西 紘平 職業:アパレル接客・暮らしガイド
アパレル販売員と「個人売り」制度

「個人売り」という言葉、一度は耳にしたことがある方も多いかと思います。
個人売りは、営業ノルマとほぼ同義です。

 

服を見にお店へ行くと、店員さんが声をかけてくるお店と、そうでないお店があります。

一部例外もありますが、声をかけてくる場合は、個人売りを導入しているブランドである可能性が高いと言えます。

 

 

どのブランドでも「個人売り」があるの?

「個人売り」という言葉を聞いて気が重くなる現役販売員は、少なくありません。

アパレルショップで働きたい方にとっても、不安の残る要素ではないでしょうか。

 

個人売りやノルマがないブランドも

導入しているブランドと、そうでないブランドが分かれており、入社してみるまで分からない場合も多いんですね。

 

個人売りを導入してあるブランドも珍しくないですが、近年は諸々の事情から「個人売りやノルマがない」ことを掲げ、社員募集を行っているブランド、ノルマを廃止しているブランドもあります。

 

やはり、ノルマがイヤで辞めるケース、入社を拒む、あるいは控える方も多いからですね。

 

事前に説明がない場合は、個人売りを導入している可能性大!

ですが、説明がない限りは、個人売りが「ある」と思っておきましょう。

説明会などで聞いてみるのも良い方法です。

 

説明を拒んだり、曖昧な返答しか出来なかったりするブランドは、個人売りを導入している可能性が高いと言えます。

該当ブランドで仲のいい店員さんが居るなら、直接聞いてみるのもいいですね。

 

個人売りの目標は、お店次第

さて、アパレルの個人売りでは、月何十万円売ればよいのでしょうか。

それは、ブランド、店舗の売り上げ規模、人員などにより大きく変わります。


例えば、スタッフが5人在籍すると、あるお店では、月売り上げ目標が500万円の場合、単純に一人100万円を個人売りの最低ラインとしています。

ですが、同規模・同売り上げであっても、お店次第で全く異なるのが実状です。

 

 

実例! スタッフ5人・売り上げ目標500万の場合
A店
フリー客(接客なし)目標:設定せず
スタッフ全員:各100万円


単純に、売り上げ目標を、スタッフ人数で割って計算しています。

B店
フリー客(接客なし)目標:100万円
店長:150万円
副店長:100万円
スタッフ3人:各50万円


このような個人売り目標を作る店舗もあります。

副店長以上の割合が多く、スタッフの負担が減っていますね。

 

研修期間中は個人売り設定無しで、徐々に増やしていくお店もあります。

"目標"と"ノルマ"、どちらに該当するのかが重要

ただし、単に個人売りと言っても、"目標"と"ノルマ"、どちらに該当するのかが重要です。

この違いが販売員のやる気や、お店の雰囲気にまで影響を及ぼすからです。

 

個人売りが「目標」に該当する場合

設定した個人売りが"目標"となるお店では、もし未達だった場合、まず原因を探り、上司がフィードバックを行います。

それを基に改善案を提示し、スタッフの指導やアドバイスを実施します。

 

あくまで目標ですから、ノルマではありません。

 

個人売りが「ノルマ」に該当する場合

一方、個人売りが"ノルマ"となるお店は、なぜ達成できなかったのか原因を探るのは同じです。

ですが、「ノルマ未達」という点が重視されてしまい、改善策やスタッフ指導よりも先に、上司の叱責が待っている場合が多いんですね。

(店長の人柄にもよりますが)

また、店長自体も上司(SVやブランドマネージャー)からプレッシャーを受けていることもあり、重圧のはけ口が立場の弱いスタッフになるケースも。

こうなると、店舗の雰囲気は最悪ですが、店内の空気がピリピリとしたお店では、たまにある事例です。

 

 

モチベーションに影響するので、就職先選びは慎重に

皆で達成に向けて頑張る"目標"か。

相手を出し抜いてでも達成しようとする"ノルマ"か。

 

一概には言えませんが、個人売りが目標・ノルマ、どちらの位置付けかによって、モチベーションが変わりますので、就職先は慎重に選ぶ必要があるかもしれません。

予算達成の為に自腹を切ること、ある?

ですが、個人売りを達成しようにも、お客さんが全然来ない、全然買わない、なんていう日も少なくありません。

 

売ろうという気持ちが焦ってしまい、無理な接客で結局"売れないスパイラル"におちいることもあります。

そして気付いたら閉店時間…。

明日が怖いですね。

そんな時、売り上げを少しでも増やすために、自腹を切ることはあるのでしょうか?

 
 コラムニスト情報
大西 紘平
性別:男性  |   現在地:香川県  |   職業:アパレル接客・暮らしガイド

コラムをご覧いただきありがとうございます。

服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
Latteではファッション(業界ネタ中心)や生活の知恵など、様々なコラムを執筆しています。

今は下記のブログでも情報を配信中です。

flappe(フリーランス・フリーライター向け情報サイト)
http://flappe.guide-book.xyz/

ぐーぱん(ファッション業界の最新ニュース)
http://gu-pan.com/

お気に召しましたらGoogle+のページもご覧下さい。
コラム配信のお知らせをいち早くお届けします。

*Google+*
https://plus.google.com/107466210478032391080/about

*Twitter*(ぐーぱん専用)
https://twitter.com/gu_pan_news

 

 ビジネス・経済のコラム