こんにちは、カウンセラー・マインドコーチの田中よしこです。

これではいけないと分かっているのに、ネガティブ感情に振り回されて、そんな自分に益々落ち込んでしまう。
気持ちを切り替えたいけど、なかなかうまくいかない。

こんな言葉をよく聞きます。
感情のコントロールってなかなかうまく対処できないですよね。

ネガティブ感情にお困りの皆さんのために、自分の思考のパターンから誰にでもできる解決のヒントをまとめてみました。

私がこのコラムでも、セッションでも感情に関するお話の時には必ずお伝えしている大切な「事実」があります。

その事実とは、どの感情にも、必ず「理由や原因がある」ということ。
出てきたネガティブな感情に対していい・悪い・これではダメだ。と捉えるのではなく、“いったい自分がどんな時にネガティブ感情に囚われやすいのか？”をよく知ることから始めてみると、違った見方ができるのです。

自分の思考がどのタイプなのかを確認してみましょう。
チェック①～③の項目のあてはまるものに○をつけ、個数を数えてくださいね。

☑ 「○○するべきだ」という考えが強い
☑ 非常識な人を見ると腹が立つ
☑ いつもいいのか悪いのかを考えてしまう
☑ 他人の目が気になる
☑ のんびりマイペースな人を見るとイライラする

☑ 自分と他人を比較してしまう
☑ 人の成功を見ても、素直に喜べない
☑ 友達の幸せな話を聞くと、なんだか落ち込む
☑ マイペースで楽しそうな人を見るとイライラする
☑ 自分のことを運が悪いと思っている

☑ 自分のいいところよりダメなところがスラスラ出てくる
☑ 他人といるとなんだか気を使う
☑ “ちゃんとしないと”といつも思っている
☑ 待ち合わせは時間より5分は前に着いておきたい
☑ 他人から批判されるとすごく傷つく

いかがだったでしょうか？
次の章ではそれぞれの結果と改善ポイントで、今日から感情と向き合ってみましょう。

チェック1に○が多かった人は、「怒り」の感情に囚われやすいパターンをお持ちです。

○○するべきだ！という思考が強いので、自分にも他人にも厳しい目を持っています。
思い通りの反応や結果でないと、ささいなことでも怒りの感情が出てきちゃいます。

このタイプの人は、感情に囚われているときに、「自分は何を期待していたのか？」を探る練習から始めてあげましょう。

もし期待しているものが見つかれば、次のステップとして、行動に移す・移さないは別として、どう伝えれば自分の望んだ結果が手に入るのか？相手には何か事情がなかったのか？を確認や工夫するプランを立ててみましょう。

チェック2に○が多かった人は、「妬み」の感情に振り回されるパターンをお持ちです。

このタイプはいつも人と比べたり、他人の評価で自分を判定する思考をお持ちです。
人がどう思うかで決断するので、いつも物足りなさや孤独を感じているのです。

欲しいものにこだわってしまって、比較ばかりしてしまう…これでは心が休まりませんよね。

せっかく嫉妬の感情でイライラしているのですから、嫉妬の感情から自分が本当に欲しいものをよく見てみましょう。
嫉妬の感情は自分が一番欲しいと思っているものを見つけやすい感情でもあるのです。

人よりも頑張っていることを認められたいのか。
お金持ちなことを知ってもらいたいのか。
はたまた自分が人気があることを知って欲しいのか。
こだわりは人によって様々です。

何にこだわっているのか？を見極めて、本当のそれは手に入れたいのか？という確認ができるように。

ここが大切なポイントです。

チェック3に○が多かった人は、「自己嫌悪」の感情に囚われるパターンをお持ちです。

このパターンの思考の人の共通点は“自分よりもできている”人と比べて、落ち込むということ。
最初から落ち込むことが分かっていても、ついつい比べてしまうのです。