終活、皆はいつから始めてる?生前整理、お墓、お葬式、遺言書…子供がいなくても大切!
終活はいつから始めるべきでしょうか?早めに取り掛かるのが望ましいと言われますが、早く考えすぎないほうがいいことも。おひとり様や持病がある人は、老後の人生を安心して暮らすためにも50歳代から準備しましょう。
今や積極的に終活をするのは当たり前。
ですが、終活をしたほうがいいと思いながらも、なかなか始められないという方も多いようです。
終活に最適な時期――「終活適齢期」とはいつなのでしょうか。
いつ終活を意識したかという調査によると、「配偶者が亡くなった時」、「定年退職をした時」、「子どもが独立した時」などが挙げられています。
生活を見直す必要ができた時に終活を考える方が多いようです。
終活に最適な年齢を問う調査では、60~70歳代が適齢期と考える方が多くなっています。
実際に60~70歳代の方のおよそ半数が、なんらかの形で終活を始めていると言われています。
ひとくくりに「終活」と言っても、幅広い内容があります。
生前整理から、お墓の準備、お葬式の準備、遺言書やエンディングノート…。
自分は終活で何をすべきかを考えると、自ずから適齢期は見えてくるはずです。
基本的に、次の3つに当てはまるような事柄は、早めに準備をすることをお勧めします。
- 判断力がいること
- 体力がいること
- 老後の資金などのセカンドライフにかかわること
定年退職を機に終活を始めると、ライフワークや老後の資金繰りの対策ができ、自分の力で身辺整理をすることができます。
逆に、お葬式などのセレモニーに関する終活であれば、早く考えすぎないほうがいいでしょう。
年齢を重ね、身辺の状況が変われば、自然と内容が変わってくるはずです。
あまり早く考えすぎると、すべて練り直しということになりかねません。
おひとり様など、自分の死後を託せる相手がいない方、持病がある方は、早めの終活がお勧めです。
おひとり様や持病がある方の終活適齢期は、早めの「50歳代」
特におひとり様の場合、まだまだ若いからと言っても、安心できないのが現実です。
実際に、孤立死は50歳代後半から急増し、60歳代前半でピークを迎えます。
終活は、生活上の問題点を見直すきっかけとなり、セカンドライフの充実や老後の暮らし方などを検討することで、孤立死対策にも繋がっていきます。
また、持病がある方も、体調を崩した時や治療、仕事をどうするかなどの生活設計をしておきたいものです。
おひとり様や持病がある方などは、50歳代で一度、今後の生活の計画や終活を考え、数年おきに見直していくというスタイルが望ましいでしょう。
そうすることで、安心を手に入れることができます。
終活は、その方の考え方や置かれた立場や状況によって、適齢期が異なります。
そもそも終活は死後の準備のためのものではなく、老後の人生を安心して暮らすために生活を見直したり、死後の心配をなくすためのものです。
そのためにも、余裕をもって「笑顔で終活」ができる自分の適齢期に始めることをお勧めします。
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