ソイレントなどが有名な「完全栄養食」。卵、玄米、カレー…栄養の偏りが気になる人は、コスパ的にもサプリよりおすすめです。
「完全栄養食」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
これは「完全栄養食品」とも呼ばれることがあり、「1つの食事もしくは食品で、人間にとって必要な栄養素をとれるもの」に対して与えられる名称です。
今回はこの「完全栄養食」について見ていきましょう。
「完全栄養食」というと、真っ先に挙げられるのが「卵」です。
卵は人間に必要なビタミンやミネラル、必須アミノ酸を豊富に含んでいます。
また、老化を防止するための成分としてしばしばとりあげられるコリンや、殺菌能力を持つリゾチームが豊富に含まれています。
さらに、たんぱく質やカルシウムも含んでおり、非常に有用な食材と言えます。
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完全栄養食品「卵(1個)」のカロリー・栄養・効果的な食べ方!疲労回復や美肌、風邪予防、集中力アップなど健康効能まとめ
「玄米」も完全栄養食としてよく取り上げられるものです。
たんぱく質と食物繊維を豊富に含み、ビタミン類(特にビタミンB1)が豊富。
アミノ酸の一種であるギャバも含んでおり、心にもよい影響を与えると考えられています。
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朝に食べられることの多いヨーグルトも、完全栄養食の一つとして考えられています。
以前は「牛乳」が完全栄養食であると考えられていましたが、これについては1974年にアメリカの連邦取引委員会によって否定されています。
ヨーグルトはカルシウムと炭水化物、たんぱく質を多く含んでいます。
また、意外に思われるかもしれませんが、ビタミンAやビタミンB1、ビタミンB2も入っており、非常に栄養価の高い食べ物であると言えます。
乳酸菌による整腸効果も期待できるため、健康面でも私たちをサポートしてくれます。
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ここまでは「食材」について見てきましたが、完全栄養メニューの代表例が「カレー」です。
カレーは、人参をはじめとする緑黄色野菜、肉に代表されるたんぱく質などを持ち、バランスよく栄養を摂取できる食事として知られています。
また応用が利きやすいメニューであるため、「自分に足りない栄養素を含んだ食材」を適宜いれることも可能です。
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日本の国民食「カレー」の歴史と文化 -由来とレトルト登場までの歩み-
完全栄養食はたしかに栄養素に優れた食材(食事)ではありますが、「これだけを食べていればよい」というものではありません。
どんなに優れた食べ物であっても、必ず「欠けている栄養素」があります。
また、カロリーの問題や消化の問題が出てくる食べ物もあります。
完全栄養食は私たちの生活と健康を、たしかに良いものにしてくれます。
しかしこれだけに頼ることなく、いろいろな食べ物をバランスよく摂取することが何よりも大切です。
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大野 麗(うらら)
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