薬剤師が使わない6つの市販薬。治るどころか悪化の危険性も!

市販薬を多用したり使い方を間違えると、病気の症状の改善どころか悪化の危険性も!解熱鎮痛薬、下痢や咳止め、便秘、目薬など注意したい市販薬6つ。

執筆者: 宮本知明 職業:薬剤師
薬剤師は使わない!市販薬の使い方と真実

こんにちは、薬剤師の宮本知明です。

皆さんは、何を基準にドラッグストアなどで市販薬を買いますか?

近年、セルフメディケーションを進めていくうちに、処方薬が次々と市販薬になり始めています。

 

また、市販薬の第1類〜第3類の分類の見直しで、薬剤師がいないと売れない「第1類」と呼ばれる薬が、徐々に薬剤師がいなくても気軽に買えるようになってきています。

 

今回は、これから皆さんが薬と付き合っていくうえで知っていただきたいことをお伝えします。

 

 

「解熱鎮痛薬」は、自然治癒力を阻害する!

病気には「自己治癒力で治せる領域」と「医療の力が必要な領域」とがあります。

 

特に風邪は「自己治癒力で治せる領域」のいい例です。

風邪の症状のひとつである「発熱」は、免疫機能がしっかりと働いてウイルス増殖を抑えようとしている反応です。

 

自己治癒力を高めることが大切

解熱鎮痛薬で熱を下げることで、こんな私たちの体にとって戦いやすい環境を壊してしまっては、すぐ治る風邪がウイルスのいる期間が長くなり、治るのも同時に遅くなってしまいます。

結果、1ヶ月近くも風邪の症状を抱える人もいます。

安易に解熱鎮痛薬を使うのはやめましょう。

 

頭痛薬と一緒に飲まないで

また、名前が変わっても、頭痛薬も同様成分がほとんどです。

二重に服用すると副作用の危険性が高まりますので、注意しましょう。

「便秘薬」に頼り過ぎると、腸は動かない管になる!

便秘薬は、溜まってしまった便の排泄を促します。

便秘薬で便を出すことを繰り返していると、腸が怠けたり、腸の機能的改善されない状態が長く続いたりすることで、腸の機能が全く果たされなくなってしまいます。

 

腸が動かない管になるとイメージしていただけたら、分かりやすいと思います。

そして、次第に便秘薬でも便が出せなくなってしまいます。

 

便秘薬に頼る前に、生活を見直しましょう

水分はしっかり取っていますか?

食事は十分に食べていますか?

繊維質の食材を食べていますか?

軽めの運動も便を出すのを促します。

 

薬を飲む代わりに、次のようなことを心掛けてみてください。

 

1日1〜2Lの水分補給をこまめにする。

ご飯を食物繊維の多い玄米に変える。

腸もみ体操を取り入れる。

1口30回、よく噛んで食事をする。

冷たいものを飲みすぎない。

 

「吐き気止め」「下痢止め」は、細菌やウイルスの排出を妨げる。

おう吐や下痢の症状は、体内で細菌・ウイルスが繁殖して産生した毒素を、体が早く外に出そうとしている反応です。

これを止めてしまうと、毒素を体外に排泄できないことになります。

 

そうすると、体内の細菌やウイルスはますます増殖し、さらに多くの毒素が産出されることに繋がります。

毒素の種類によっては、心停止するような命の危険になるものを含んでいる場合もあるのです。

「咳止め」が感染症、肺炎の原因に?!

咳は、肺や気管などの呼吸器を守るために、口や鼻から入ってきたホコリや細菌及びウィルスなどを外にだそうとする体の防御反応です。

 

また、痰の排泄にも関与してきます。

咳止めは、この反応を抑えてしまいます。

 

そうすると、肺や気管の中でホコリや細菌及びウィルスなどが残ったままになり、感染症、肺炎の原因になります。こちらも、長期使用で治るのが遅くなります。

「目薬」でドライアイが悪化することも!

ドライアイなどで目薬を常備されている方も多くいらっしゃると思います。

ですが、それは逆に涙腺からの涙の分泌を怠けさせることになり、逆にドライアイを悪化させる可能性があります。

 

目薬の「さし過ぎ」には注意しましょう。

 

おわりに

 

普段使っている薬が、実は、症状の改善を先延ばしにしたり、逆に悪化させたりすることもあるのです。

薬を使うときは、その部分も含め見極めて使うようにしましょう。

 コラムニスト情報
宮本知明
性別:男性  |   職業:薬剤師

薬剤師/ジェモセラピスト/漢方ソムリエ。病院薬剤師を経て“薬と共存しない生活”の念いからホリスティックな健康観と出逢う。現在は、新婚女性、新米ママさんを西洋医学・東洋医学・自然療法の良さを合わせた統合医療の知識をもった“ホリスティックな健康観を持つ女性”に育成する活動をしている。

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