スペイントルヒージョのチーズ祭りレポ!チーズとワイン好きの旅人におすすめ♪

スペイン・トルヒージョ(Trujillo・トルヒーリョ・トルヒーヨ)のチーズ祭り。マドリードからの日帰り可能!美味しいチーズとワインを堪能してみては?

執筆者: colonnayumi 職業:ツアーコンダクター、料理家、インバウンド通訳ガイド
世界中のチーズで乾杯!「スペイン・トルヒージョのチーズ祭り」

今回は、日本の方々にあまり知られていないスペイン・トルヒージョのチーズ祭りをご紹介します。


トルヒージョ(Trujillo)という町は、インカ帝国(現在のペルーにあたる地域)の征服者として知られるフランシスコ・ピサロの出身地として有名です。


この町には、先史時代やローマ時代の遺跡が多く残されていて、小高い丘の上にはアラブ時代の要塞跡が町を見下ろすような形でそびえ立っています。
その古い佇まいは、遥か昔の古のロマンを呼び起こし、まるでタイムスリップをしたかのような錯覚を覚えます。

 

 

年1回、毎年5月に開催!

この古い町の中心部であるマヨ―ル広場で、毎年5月にチーズ祭りが行われるわけですが、小さな町の広場は、この時期、ものすごい人で埋め尽くされます。
世界中のチーズとワインでいっぱいのブースが立ち並び、陽気に楽しむ人々の笑顔に癒されることでしょう。

 

 

マドリードからトルヒージョまでの行き方(日帰りの場合)
専用車

マドリードから約250Km離れているので、車をチャーターした方がよいかもしれません。
片道約3時間ですから、朝早くマドリードを出発してお祭りを堪能しても充分日帰りできます。

 

タクシーよりも、旅行会社やホテルなどで専用車をチャーターした方がいいと思います。

大体ベンツを用意してくれるので、タクシーよりも乗り心地がいいのです。

 

しかも、思いのほかタクシーと専用車であまり大差がありません。

4人くらいならば、ひとり100€(約11,000円)ほどです。

バス

AntoRes社のバスで約3時間ですが、出発時間により値段もかかる時間も異なります。
時には片道6時間くらいかかることもありますので、少し割高でも直行便を選んだ方がよいでしょう。


往復で60€~70€(約7,000円前後)ですが、トルヒージョのバスターミナルから町の中心広場までかなり歩きます。しかも坂道なので、約20分位はかかります。


バスターミナルの周りは何もないですし、安いコストで移動できるバスは、利用する人々もそれなりの労働者クラスの人々ですから、安全面での保障は、確実ではないといえます。


安心料ということも考えれば、多少割高でも専用車をチャーターするのがお勧めです。
残念ながら、列車の駅はありません。

まずは、試食・試飲のチケットをゲット!

お祭り当日、広場にはたくさんのテントが張られていますが、いきなり好きなブースへ行ってお金を払おうとしても、断られます。

 

各ブースでチーズの試食やワインの試飲をするには、10枚つづりのチケットを使います。

 

 

チケットはどこで買えるの?

まずはじめに、広場の入口あたりにある受付のブースで、チケットを購入します。

かなり長蛇の列ができますので、必要だと思う枚数をまとめて購入した方が良いでしょう。


チーズとワインのチケットは別々なので、飲めない方はもちろんチーズだけの購入も可能です。

 

 

試食して気に入ったら、購入することも可能!

各ブースでは、スペインのみならず、フランスやポルトガルの各地方、オーストラリアなど世界中のチーズが売られています。

 

 

チケットを出して、好きなものを試食するシステムですが、気に行ったらその場で購入することができます。

ユーロの現金もしくはVISAなどの各種クレジットカードも使用できます。


チーズに関しては、真空パックになっていなくても日本まで持ち帰ることができますが、スーツケースの中でのかなりのチーズ臭を考えると、真空パックになったハードタイプのチーズの方を選んだ方が良いかもしれませんね。

 

おわりに

チーズ好きにはたまらない、年に1度のトルヒージョのチーズ祭り。
マドリードからの日帰りでも充分楽しむことができますし、あまり見たことのないような珍しいチーズに出会えるかもしれませんね。


美しい古き良き古都を訪ねて、美味しいチーズとワインを堪能してみてはいかがでしょうか。

 

 
 コラムニスト情報
colonnayumi
職業:ツアーコンダクター、料理家、インバウンド通訳ガイド

海外ツアーコンダクター、料理家、インバウンド通訳ガイド、日本旅行作家協会会員。