塩、醤油、みそ、砂糖。1日の摂取量は?種類と栄養効能まとめ (1/2)

毎日のように欠かさず使う調味料(塩・醤油・味噌・砂糖)の特徴・活用法・摂取量の目安など紹介。調味料の特徴を把握することで、食材本来の旨味や栄養を活かした調理ができるようになるでしょう。

執筆者: 中根 千恵 職業:眼科検査技師/サービス介助士/食育インストラクター/メイクセラピスト/Webライター、コラムニスト
身近な調味料を健康的に使うコツとは?

 

こんにちは、食育インストラクターの中根千恵です。


今回は、塩・醤油・味噌・砂糖という、身近な4つの調味料について解説します。
これらの調味料の利点・欠点を知ることは、健康を守る上で欠かせない知識です。


正しい知識を学び、ぜひ調理に活かしてくださいね。

 

 

塩は生命維持に不可欠!

塩の主成分であるナトリウムは、体内でイオンに変わります。


「イオン」は体液の水分量を調節したり、新陳代謝を促す作用があります。
ですので、一定量の塩分は健康維持に不可欠なものなのです。

 

1日どれくらい摂ればいいの?

厚生労働省が推奨する一日当たりの目標量は、次の通りです。

 

  • 男性…8.0g未満
  • 女性…7.0g未満


これは、通常の食事をするだけで自然に摂取できる量です。

 

 

塩分の摂り過ぎに要注意!

ところが、外食やコンビニ等の惣菜ばかり食べていると、目標量を大きく上回ってしまいます。

摂取しすぎると、高血圧が悪化したり、腎臓への負担が大きくなったりと、身体に良くありませんので注意が必要です。

 

塩の種類
「原料」で分類すると…
  • 海塩
  • 岩塩
  • 湖塩

 

「塩化ナトリウム」で分類すると…
  • 精製塩
  • 食塩
  • 業務用塩

 

塩の活用方法

次のような働きがあります。

 

  • 保存
  • ぬめりを取る
  • 臭みを取る
  • 色落ちを抑える

塩辛い魚や漬物を薄味にしたいときにも「塩」が大活躍!

いわゆる「塩抜き」方法です。
塩辛い物を、薄い食塩水に浸すと塩辛さが抜けます。


これは塩辛い食材が、薄い食塩水と同じ濃度にする「浸透性の原理」という働きがあるからです。

醤油
醤油の種類

JAS(日本農林規格)が定めた醤油分類は、次の5つです。

 

  • 濃口醤油

一般的家庭で使用されている事が多いものです。

全醤油生産量の80%を占めています。

塩分は、16~18%含まれています。

  • 薄口醤油

関西地方で人気で、全醤油生産量の15%を占めています。

含まれている塩分は、18~19%と高めです。

  • たまり醤油

黒色で濃厚な味が特徴で、煎餅や佃煮などに使用されています。

含まれている塩分は、意外にも12~14%と低めです。

  • 白醤油

薄口醤油より色合いが薄く、味も淡泊なので、お吸い物に適しています。

含まれている塩分濃度も、14~16%と低めです。

  • 再仕込み醤油

別名『甘露醤油』と言われており、色も成分も濃厚です。

刺身やお寿司などの、つけ醤油に適しています。

 

 

醤油の栄養・効能

醤油は、大豆のたんぱく質を発酵させたものが原料です。
アミノ酸・ミネラル・ビタミンB群などが豊富に含まれています。

ですが、ゴクゴク飲むものではないので、醤油から栄養を摂ることは期待できません。

その分、醤油を調理に使用することで、胃液の分泌を高め、食欲増進を促してくれる作用があります。

また、醤油の味や香りが食材の旨味を際立たせ、美味しくしてくれる作用もあります。

 

味噌
味噌の種類

麹の原料で分類されています。

※塩分濃度は、100g中の表示です。

 

  • 米味噌(塩分量:6.1g)

大豆・米麹・食塩が原料です。

白味噌・赤味噌、甘口・辛口など様々で、一般家庭でよく使用されています。

  • 麦味噌(塩分量:10.7g)

別名『田舎味噌』と言われており、米の代わりに大麦・裸麦の麹で作られています。

 

  • 豆味噌(塩分量:10.9g)

大豆・麹菌・食塩のみで作られています。

八丁味噌や名古屋味噌で有名です。

 

 

味噌の栄養・身体への影響は?

以前、味噌は「塩分が高く身体に悪い」と敬遠されていた時期がありました。
しかし、最近は高い栄養素が認められ、様々な料理で活用されています。

味噌は、卵とほぼ同等のたんぱく質が含まれています。

また、必須アミノ酸である「メチオニン」という成分も含まれています。
このメチオニンには、肝臓の解毒作用を促す働きがあるので、酒や煙草をたしなむ方は、積極的に摂取したい調味料です。

さらに、味噌に含まれている「サポニン」という成分は、中性脂肪やコレステロール値を下げる働きがあります。
とは言っても、やはり塩分は高いので、摂りすぎには注意しましょう。

砂糖
砂糖は『炭水化物』なので、食後すぐエネルギーに変わる

消化吸収が早いため、食べたらすぐエネルギーとなるので、「疲れている時は糖分が多いものが効く」と言われています。

砂糖は大きく分けるとカンショ糖(原料:サトウキビ)、テンサイ等(原料:サトウダイコン、ビート)の2種類あります。

 

カンショ糖の種類
  • 黒砂糖

カンショ糖の結晶。
ミネラルも多く含まれており、駄菓子や煮物などに使用されています。

  • 上白糖

別名『白砂糖』です。
私たちが一般的に「砂糖」と呼んでいる精製糖で、サラサラとして溶けやすく、様々な料理に幅広く使用されています。

 

  • 三温糖

スクロースを分離した際に出る「糖蜜」を結晶させた砂糖です。

 

  • グラニュー糖

大きな結晶で純度の高い砂糖です。
お菓子や喫茶用に最適とされています。

 

  • 粉砂糖

グラニュー糖などを細かく粉砕した砂糖です。

 

  • 角砂糖

グラニュー糖に糖液を混ぜて固めたものです。

 

  • 氷砂糖

スクロースを大きな結晶状にした砂糖です。

果実酒などに使われます。

 

 
 コラムニスト情報
中根 千恵
性別:女性  |   現在地:東京都  |   職業:眼科検査技師/サービス介助士/食育インストラクター/メイクセラピスト/Webライター、コラムニスト

様々な資格・経験・知識を活かしてWebライター、コラムニストをしております。
購読して頂いた方々へ、ほんの少しでもお役に立てる内容を提供できる書き手で在りたいと思っております。
宜しくお願い致します。

【資格】
・眼科検査技師
・サービス介助士
・食育インストラクター
・メイクセラピスト

【他社Webサイト記事一例】
◆http://gippy.jp/writer/18

◆https://myreco.me/u/17462553567280758789

◆http://purelamo.com/author/chie

◆http://beauty.yahoo.co.jp/search?q=中根千恵

◆http://wooris.jp/?s=中根千恵&submit=検索

◆http://googirl.jp/entame-2/160515power001/

◆http://bimens.com/author/chie

◆http://woman.excite.co.jp/article/中根千恵/

【Facebook】
https://m.facebook.com/anank.chi?ref=bookmarks

 

 生活のコラム

 健康・医療のコラム

 趣味のコラム