【大人の発達障害】ADHD(注意欠陥多動性障害)やアスペルガー傾向がある人におすすめの仕事内容・職業は?
アスペルガー症候群やADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向が強い人に向いている仕事・職場を考えます。その生きづらさの原因は、発達障害かも?個性を活かせる仕事を探してみましょう。
こんにちは。医療カウンセラーの土田くみです。
前回までにお伝えしたように、「発達障害」といっても、人それぞれ顔かたちが違うように実は特徴も違います。
簡単に言えば、絶対というマニュアルや検査はないということです。
ですが、もしあなたがなんとなく自分が生きづらいなと思うなら、自分を発達障害傾向と考えて対応すれば上手くいくことのほうが多いのです。
今回は、発達障害傾向の方のお仕事の面についてのお話をしたいと思います。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の方は、人当たりもよく、また交友関係も多く、人付き合いは上手な方が多いのです。
そのため、前回までに述べてきたようなケアレスミスや不注意などがあっても、持ち前の明るさでカバーが出来ます。
空気も読めるので、接客業などが向いていると言えるでしょう。
また、フットワークが軽いため、出張が多いような仕事も特に苦にはならなくこなしていけると思います。
苦手なのは、一人でコツコツと作業をするような事務的な仕事は向いていないかもしれません。
ですが、好きな仕事しかできないという特徴があるため、接客の中でも興味がない接客には向きません。
あくまで興味のあることの中で選ぶ方が、ストレスがなく仕事を続けられるのでお勧めです。
一方、アスペルガー症候群傾向の方は、仲間で仕事をするということにストレスを感じやすく、どちらかというと組織で働くのは向いていないと考えられます。
ですので、一人でコツコツと自分の好きなように好きなスタイルで働くスタンスが向いているのです。
興味があることを深めて起業してみてみる?
俗にいう自営業が向いていると思いますが、家業を継ぐというような出来上がったところでは、あまり意欲がわきません。
どちらかというと、自分の興味のあることを深めて自分で起業をしていくことに楽しみを見出します。
創造性に富み、好きな仕事に出会えばどんな苦労でもやってのける意思はお持ちなので、一番は自分の好きなことを仕事にすることが自分の才能を発揮でき、また人生において幸福感も得られます。
また、純粋で正直なところが良さでもあるため、人に頼られるとさらに頑張れます。
そういう特性を活かせる仕事を見つけるのが、生きづらさを解消できる方法でもあります。
一概には言えませんが、組織の中で皆に合わせながら仕事をするよりも、比較的自由にのびのびと仕事ができる環境なら社会に適応できます。
今自分の置かれている状況が合わないと思うなら、思い切って転職を考えるのも生きづらさを解消できることに繋がるかもしれませんね。
とは言っても、やりたいことがまだ見つかっていない、計画性がないという状況ならば、早まって仕事を辞めてしまうと路頭に迷うことにもなりかねません。
先ずは自分なりにいつまでにこうなりたい、具体的な計画を立てて行動に移すことも重要です。
以上、今回は発達障害傾向の方のお仕事のことについて書きました。
次回は、様々なケースでうまくいく例、また失敗例をもとに皆さんに自分を振り返っていただけるようなことを書いていきたいと思います。
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Kumi心理カウンセリング研究所の土田くみです。
私は、医療の現場で様々な手法を用いて患者さんの心のケアに当たっております。
現在、芦屋、神戸、西明石で精神障害や発達障害、また医学界では慢性疼痛の研究をしております。
身近な街の心の医療カウンセラーとして皆さんのお役に立てたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
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