指輪のサイズ直しの方法を解説。プラチナやゴールドに使用される「ロウ付け法」と、切断・溶接ができない場合などに使われる「鍛造法」のやり方を見てみましょう。

どんな指輪でも修理してもらえる?

店もリスクは避けたいのが本音です。

次のような指輪は加工が難しいので、修理を断られることもあります。

 

  • 海外購入品
  • 硬いチタンやパラジウム、ステンレスなどの新しい素材を使ったもの
  • 2種類の素材を組み合わせた「コンビ」
  • 全周に宝石付きのエタニティリングやハーフエタニティ
  • 全周にわたって文字や模様が彫刻されているもの

 

 

おわりに

最近、デザインが少し変わってしまった、刻印・メッセージが薄くなった、修理した形跡が残っていたなど修理のトラブルを耳にします。

 

事前にリスクを理解された上で依頼するのはいいのですが、“見えない所を無視すればなんでもあり”、“バレなければあり”と安易に請け負う店もあります。


依頼先を決める判断材料に「早い」「安い」を優先するのは賛成できません。
実はリスクはお互い様で、店には大事なものを預かり、加工する責任があります。


料金は、宝石の特性、金属の性質や切削方法、ロウ付け、磨きなど、いわば職人の技術料であり、そして依頼される方の安心料でもあることを忘れないで頂きたいと思います。

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