日本で1番のホワイト企業「未来工業」が羨ましすぎる!高収入高待遇…ブラック企業は見習うべき

ホワイト企業として有名な岐阜県の「未来工業」。日本一、社員が幸せと言われるその待遇や就業環境を見てみましょう。ブラック企業のようなやり方では、社員のモチベーションは下がるばかりです。

執筆者: Latte Columnist
日本一のホワイト企業として有名な「未来工業」から学びたいこと

「未来工業」という会社をご存知でしょうか?

メディアなどで一時話題になったので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

未来工業は、岐阜県にある電気設備資材などを扱っている会社です。

ブラック企業が何かと話題になりますが、未来工業の場合は、「日本一、社員が幸せな会社」として知られており、「働きやすい職場づくり」に尽力している会社と言えます。

 

 

未来工業のココがすごい!
休日がめちゃくちゃ多い

未来工業が取り上げられるとき、必ず話題になるのが、その「休日の多さ」です。

 

未来工業の場合、なんと365日のうちの140日が休みとなっています。

1か月の休みが11~12日もあり、さらにここに有給休暇が最長で40日プラスされます。

 

さらに、育児休暇は最大で9年も取ることができるとしています。

 

休みが多いのに、しっかり稼いで給料も◎

しかも、これだけ休みが多いにも関わらず、給料も悪くなく、その経営利益率は10パーセントを超えています。
この「10パーセント」という数字がどれほどすごいのかということは、売上経常利益率を業種別にまとめたランキングと比べれば分かります。

 

2014年のデータではありますが、10パーセントを超えている業種というのは、44の業種のなかで「原油などを扱う業務」「銀行や信託系の業務」のわずか2つだけにすぎません。

 

参考情報 EDIUNET 業種平均ランキング「売上経常利益率(http://industry.ediunet.jp/choice/521/)」 

 

全従業員が「正社員」で、時給の差なし

また、800人の従業員がすべて正社員であり、「時給の差」がありません。

同じ仕事をしている人には同じ給料が与えられるため、そこには不公平感がないのです。

 

休みを減らしたら、もっと儲かる?

未来工業の経営者はかつて、夏休みを減らしたら逆に成績が落ちたという経験をしています。
休みを増やすことでモチベーションをアップさせ、残業を0にすることで、逆に成績を上げているのです。

 

  • 「どれだけ真面目にやっていても、残業しなければ不真面目だと切り捨てられる」
  • 「プライベートのときも仕事の電話で呼び出される」
  • 「家族とろくに食事もとれないのに、会社に尽くせと言われる」
  • 「残業代も出さないのに残れと言われる」

 

このようなことでは、多くの人が不満に思うことでしょう。

そして、このような不満をかかえたまま仕事をしていても、「会社のためにできることをやろう」「一生懸命に仕事をしよう」という気持ちにはなれません。

 

 

もちろん売り上げや人件費の問題というのはつきまといますが、業績を上げ、社員に気持ちよく働いてもらい、そして長く居続けてもらうためには、常に社員の私生活のことも考える必要があるでしょう。

 
 

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