仕事で忙しい人は、ついコンビニご飯や外食が多いかと思います。朝食・昼食・夕食のメニュー内容をプロがアドバイスします。
こんにちは、管理栄養士の榎本華子です。
最近「朝食を食べていない」「時間に追われてつい食べ損ねてしまった」「自炊がなかなかできず外食が続いてしまった」ということはありませんか?
外食・コンビニ弁当が続くと、糖質・脂質・塩分が多くなりがちになるのが心配ですよね。
もちろん、健康面を考えると自炊ができれば身体には優しいのは事実です。
しかし、外食・コンビニの食事が続いても、選び方を知っていれば健康でいることができます。
そこで、今回は忙しくても健康でいられる食事のポイントをご紹介します。
朝食は、体内時計をリセットするために重要な食事です。ヒトの体はもともと1日25時間周期という体内時計を持っているのですが、これを24時間にするためには、「朝の光」と「朝食」が必要になってきます。
また、朝は「排泄の時間」でもあるため、これらを助けてくれるビタミン・ミネラル・酵素が豊富に含まれた生果物を摂ることがオススメです。
昼食は、午後にまだエネルギーを消費することを考えると、1日の中で好きなものを自由に食べられる時間帯です。
揚げ物、ラーメン、丼ものなどヘビーなものを食べたい方は、昼食に食べるといいでしょう。
しかし「暴飲暴食」になってはなりません。
こういったものを食べる際には必ず生野菜のサラダや、野菜を使った副菜を付けて、少しでも野菜の摂取を意識しましょう。
夕食は、食べた後はほとんど消費することなく、また食べたものを吸収し溜め込む時間帯になるため最も意識して食事をしてもらいたいところです。
特に「まごわやさしい」を心がけるとよいと言われています。
- ま→豆類(大豆、豆腐、納豆、卯の花、煮豆など)
- ご→ごま、ナッツ類
- わ→わかめ、海藻類
- や→野菜
- さ→魚、小魚
- し→しいたけ、きのこ類
- い→イモ類
「夕食の時間が遅くなる」、「小腹が減った」そんな時に最適なおやつは、ナッツ類です。
ナッツ類には、抗酸化作用やアンチエイジングに役立つビタミンEや、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラル、血流を良くしたり、脳の活性化に役立つオメガ3系と呼ばれる油が豊富に含まれています。
また、たんぱく質、食物繊維も豊富なため、腹持ちもとてもよいのです。
忙しい仕事、不規則な日常の中で健康を保つには、「食事」は切っても切り離せないところ。
外食・コンビニを活用して、「食事の質」を高めるところから始めてはいかがでしょうか。
|
|
関連コラム
|
|