スマホ購入前に必ずチェックしたいスペック(性能)7つ。初心者でも分かりやすいスマホの選び方
CPUって?など、スマホのスペック(性能)の見方を紹介。安くても高性能なスマートフォンもあります。自分が必要とする機能のついたコスパの高い機種を選べるようになりましょう。
スマホを数台持つ方も増えてきました。
1万円以下で買えるスマホもある一方、6,7万円もするような"高級"スマホも人気です。
SIMフリーやMVNOの普及もあり、ユーザーにとっては選択肢が増えて良いことですが、スマホ購入時にしっかりスペックを確認していますか?
値段で購入する方が多いと思いますが、言ってしまえばスマホも"小さなパソコン"。
快適なスマホライフを楽しむなら、スペックもしっかりチェックしたいところです。
「値段が高いスマホほど性能が良い」と思っていませんか?
実はそうとも言えません。
値段が高くても性能が悪いスマホ、安くても高性能なスマホも少なくないからです。
そうなると、スペックを見て安いか高いか判断するしかありません。
そんなとき、きちんとカタログに記載されているスペックの意味が分かれば、自分に合ったスマホが選べますよね。
とは言っても、何をどう見たらいいのでしょう?
- CPUにコアって?
- ROMって何?
- バッテリーの容量ってどう違うの?
そんな方もいらっしゃると思います。
まず、スマホの速度を左右するのが「CPU」です。
処理能力に関わる部品で、人間で言えば脳に当たります。
脳の回転が速いほど処理も速くなり、スマホがサクサク快適に使えるようになります。
数値が高いほど、サクサク快適に使える
CPUは○○Ghz、と表現されています。
例えば、1.0Ghz、2.0Ghzなどですね。
この数値が高いほど処理能力が高く、動きも速くなるため、1.0Ghzよりも2.0GhzのCPUを搭載したスマホのほうが優れています。
ただし、スマホのCPUで注意したいのが「コア」です。
コアはCPUの中核に当たるもので、数が多いほど処理が速くなります。
一つの仕事を複数人で行う、と考えたらわかりやすいかもしれません。
一般的なスマホではデュアルコア・クアッドコアと呼ばれるものが採用されていますが、それぞれ2つ(デュアル)と4つ(2×2=4)のコア数を搭載しています。
一つの仕事を2人で行うか、4人で行うかの違いですね。
コア数が多いほどCPUの処理能力は上がります。
2人(デュアルコア)で仕事をするよりも、4人(クアッドコア)で仕事をしたほうが効率も良いですよね。
実際のコアは少し解釈が違いますが、"デュアルよりクアッドが速い"と覚えておくと良いでしょう。
スマホのカタログでは「内蔵メモリ」と記載されていますが、ROMとRAMは記憶できる領域に当たります。
人間で言えば「記憶力」です。
記憶力に優れていると、それだけ多くの情報を記憶できますし、すぐに記憶の引き出しから情報を取り出せます。
ですが、ROMとRAMの違いは注意が必要です。
ROMは保存できる容量(記憶力)で、多ければ多いほど動画やアプリ、音楽などを保存できます。
つまり、多いほど高性能です。
一方のRAMは、CPUを補助するための一時的な記憶領域で、こちらも多いほどスマホが快適に動作します。
例えばRAMが1GBのスマホと2GBのスマホなら、いくらCPUが速くても1GBのRAMでは処理が追いつかず、スマホの動作が遅くなります。
2GBは倍の情報を保存できるからですね。
ROMもRAMも多いほど良いですが、現在はSDカードを使う場合が多いため、ROMはさほど気にしなくて良いかもしれません。
快適に使うなら、RAMは2~3GBのスマホを選びましょう。
スマホを選ぶ上で欠かせないのがカメラ。
なるべく綺麗な写真を撮りたいですよね。
カメラ性能を重視するなら、画素数をチェックしましょう。
画素数は、写真の粒子(ドット)の細かさを表しています。
数字が大きいほど綺麗な写真を撮ることが可能で、例えば800万画素と1300万画素のスマホなら、後者のほうが写りは綺麗です。
格安スマホでは500~800万画素も珍しくありませんが、デジタル一眼レフのように綺麗な写真を撮影したい場合、1300万画素程度は欲しいところです。
ただし、レンズや手振れ補正の性能に左右されますので、画素数は目安に止めるのが良いでしょう。
スマホの画面サイズは、インチのほか、「画面解像度」という表現がされています。
例えば、800×480ピクセル、1920×1080というような数字を見たことがありませんか?
これが画面解像度で、縦×横の画面サイズ(ピクセル換算)を表しています。
画面解像度は、数字が大きくなるほど細かく表現可能で、写真や映像も綺麗になります。
逆にブラウザでサイトをPCと同じ表示に切り替えた場合、文字が小さくて読みにくいなどの弊害が出る場合もあります。
ゲームで綺麗なグラフィックを楽しみたい、綺麗な映像・動画を楽しみたいなら、画面解像度の大きなスマホを選ぶべきですが、特にこだわらない方は気にする必要は無いでしょう。
無線LANの規格は、11.a/b/g/n/acと種類が多いですが、接続できれば問題無いということなら、チェックの必要はない項目です。
b/g/nの3種類に対応していれば、特に困ることはほとんどありません。
ただ、スマホでWi-Fiに接続して動画視聴するなど、かなりWi-Fi接続する予定の方は、無線LANの規格も確認しましょう。
最新の規格は「11.ac」で、通信速度と安定性に優れています。
もし11.acに対応したWi-Fiルーターで、快適に通信を行いたい場合は、スマホも対応状況の確認が必須です。
iPhoneならiOS、AndroidスマホならAndroidがOSに使われています。
OSは端末の根幹を担うソフトですが、特に重視したいのはスマホにインストールされているバージョンです。
OSのバージョンが古い場合、様々なアプリを使えるというメリットがあります。
反面、最新のアプリが対応しない可能性も高く、長く使うほど不便に感じる機会が増えるでしょう。
最新版のOSは、対応アプリが少ない点が最大の欠点です。
一方、対応アプリが今後増える可能性も高く、少しずつ快適にスマホを使えるようになります。
ですが、動作が遅い場合も多いため、この限りではありません。
スマホのOSバージョンは非常に悩むと思いますが、最新版は不具合が多いことも珍しくないため、2~3年で買い換えるならこだわらなくて良いでしょう。
逆に長く使う予定なら、なるべく最新バージョンのOSを搭載したスマホを選びましょう。
スマホのスペックはややこしい点も少なくありません。
「どれでも良いや」と軽い気持ちで選ぶと、後で色々不満が出てくる可能性もあります。
動作速度やカメラ性能など、何を重視してスマホを買うかは人それぞれです。
ですが、コスパを重視するならスペックが全てとも言えますので、カタログでしっかりチェックしておきましょう。
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服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
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