やってはいけない、太るお餅の食べ方を紹介。お雑煮・お汁粉などで食べるとき、ダイエット中にオススメの食べ方を学びましょう。
まもなくお正月。
お餅を食べる機会が多くなりますね。
お餅の食べ方も色々ありますが、食べ方によってはカロリー倍増なんてことにもなりかねません。
お雑煮をはじめとした食事系のものから、甘いものまで、幅広い食べ方が出来るお餅ですが、気をつけないと大変なことになってしまいます。
先ずは、お餅そのもののカロリーを見てみましょう。
日本食品標準成分表によると、100gのカロリーは約235kcalとなっています。
- 切り餅1個 … 約127kal
- 丸もち1個 … 約80kcal
食べ方によって、お餅そのもののカロリーにプラスアルファされるわけですね。
そして、気をつけなければいけないポイントがもう一つあります。
それは、近年認知度が高まっている「GI値」です。
GI値とは、食品が体内で糖に変わり、血糖値が上昇するスピードを数値にしたものです。
血糖が上がると「インスリン」というホルモンの働きで血糖が正常の値まで下げられますが、残念ながらインスリンは脂肪を蓄える作用も持ち合わせています。
血糖が急上昇することによって、インスリンが過剰に分泌され続けると、脂肪合成の進みも早まります。
GI値が低い食べ物ほど血糖の上昇が緩やかになり、インスリンが大量に出る状況を予防できると言えます。
お餅はもとは白米。
白米はGI値が高く、大量に食べ過ぎると太りやすくなる食べ物の一つです。
お餅もGI値は70以上と高いので、ダイエット中は以下のポイントに注意しましょう。
お汁粉で食べるときは、手作りをして砂糖を控えめにしましょう。
市販のあんこにはお砂糖が多く含まれています。
また、小豆多めにすると、満腹感も得られるのでおすすめです。
お雑煮は、野菜たっぷりにすると食物繊維をたくさん摂れます。
食物性繊維、特に水溶性食物繊維は糖の吸収をゆるやかにして血糖値の急上昇を抑える働きがあるほか、満腹感も得やすく、お餅の数も少なめですむのでお勧めです。
ごぼう、おくら、なめこなどはお雑煮向けで、水溶性食物繊維も豊富です。
つきたてのお餅はやわらかくて美味しいのでついつい進んでしまいますが、消化が良いので食べ過ぎに注意が必要です。
お餅を柔らかくトロトロにしてしまうのも、消化促進を促します。
お餅は油をとても吸収しやすい性質を持っています。
揚げ餅にするとサクサクになって美味しいのですが、カロリーは推して知るべしですね。
砂糖醤油やきなこをつけて食べるときも、砂糖は控えめにしましょう。
きなこの成分の中には、GI値を下げる働きがあるものを含んでいます。
大根おろしの酵素が炭水化物の消化を促進してくれますし、納豆のビタミンB群は糖質の代謝をスムーズにしてくれます。
さっぱりと美味しく頂けて、食事替りにもなりますね。
お餅の上に良質なチーズや野菜を乗せてピザ風に食べるのも、最近人気の食べ方です。
ナチュラルチーズにはカルシウム、ビタミンB2、たんぱく質などが含まれています。
野菜たっぷり目で作ってみましょう。
お餅というと何となく太りそうなイメージですが、食べ方さえ気をつければ大丈夫。
上手に美味しく頂きましょう。
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