[ほうじ茶の簡単作り方]フライパンで古い煎茶・番茶を炒るだけ!焙じ茶アレンジレシピも紹介
ほうじ茶の美味しい淹れ方・古い煎茶や番茶を炒ってほうじ茶を自分で作る方法を紹介。焙じ茶にちょい足しして楽しむ「ほうじ茶チャイ」のレシピも。アレンジすれば、さらに効果・効能が期待できます。
こんにちは、「季節の和菓子と楽しむ日本茶サロン」主宰・日本茶アドバイザーの柳澤ゆり子です。
冬になると恋しくなる香ばしい香り、そしてなぜかほっこりとする「焙じ茶」。
今回は、そんな焙じ茶についての豆知識と美味しい淹れ方、また、古くなって困ることの多い煎茶から美味しい焙じ茶を自分で作る方法もお伝えします。
焙じ茶とは、緑茶を焙じたもので、カフェインが少なめ。
その理由は、カフェインは熱に弱いからです。
また、火を入れることによって生じる独特の香ばしい香りが特徴です。
熱湯でたっぷり入れて飲むので素朴なお菓子に合うと言われていますが、生菓子にもチョコレートにもケーキにも、何にでも合わせやすい好き嫌いの少ないお茶です。
香りにはリラックス効果があり、焙じ茶を飲むとほっとするのはその為です。
ほうじ茶は、熱湯で一気に淹れて香ばしい香りを楽しむお茶です。
寒い冬季は、特に必須です。
ここで茶碗に移したお湯は温め用なので、お茶を注ぐ前に捨てましょう。
ほうじ茶は一人分約3g(ティースプーン山盛り一杯)が目安です。
お好みで調整してください。
美味しく入れるポイントは、なるべくアツアツのお湯を使うことです。
「頂き物の茶葉などが古くなって困ったな、捨てるしかないかしら?」という経験をしたことが、皆さんおありかと思います。
そんな時、この煎茶(や番茶)を使って、焙じ茶を簡単に作ることができます。
なお、用意するのは、油のにおいのついていないフライパンのみ。
下の写真では、100円ショップなどで購入できる小さなフライパンを使用しています。
やり方は、フライパンに古くなった煎茶(番茶)を入れ、油はひかずに炒るだけです。
焦がさない様に注意しながら火を通していくと、香ばしい香りがしてきます。
良い香りがたってきたら完成です。
市販の焙じ茶も、飲む前に少しフライパンで炒ってから使用すると、より良い香りで美味しく頂けますよ。
マグカップ1杯分の分量です。
すりおろし生姜は、カップ1杯あたり小さじ1/2程度加えるのが目安です。
はちみつは、お好みの量を入れてください。
生姜をすりおろすのが面倒だという方は、「生姜+はちみつ」のかわりに「しょうが湯」を使用しても良いですね。
チャイの効果・効能
- 生姜
辛味成分「ジンゲロール」「ショウガオール」には血行を良くし、新陳代謝を活性化する働きがあります。
- シナモン(桂皮)
ミネラルが豊富に含まれています。
毛細血管の老化防止効果、血行促進による冷え症改善が期待できます。
- はちみつ
良質なビタミン・ミネラルを含み、疲労回復などに効果があります。
熱々で心も癒される焙じ茶。
ひと手間加えることで香りを増してみたり、古くなった茶葉から自分で作ってみたり、アレンジして楽しんだりと、この冬はカフェインの少ない焙じ茶を大活躍させてみてはいかがでしょうか。
生姜・シナモン・はちみつなどを追加することで、身体に良い効果を沢山期待できます。
紅茶で楽しむロイヤルミルクティーなども美味しいですが、焙じ茶チャイも、ぜひお試しくださいませ。
ぽかぽかで冬を乗り切りましょう。
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