開成、三田高校…ピアノ教育に熱心な名門校が増加中!音楽と成績アップの関係を考える

ピアノ教育に熱心な名門学校が増えている理由を解説。テストの成績アップには直接つながらないはずなのに、ピアノ教育を積極的に行うのは、どうしてでしょうか。

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト
ピアノ教育に熱心な名門学校が増えている理由

こんにちは。ピアニストの小川瞳です。


最近では、ピアノ教育に熱心な名門学校が多くなっているようです。
テストの成績アップには直接つながらないはずなのに、ピアノ教育を積極的に行うのはなぜでしょうか。

 

 

音楽と数学の関係は、非常に深い!

まず、音楽には数学的な要素もたくさん含まれています。
「ピタゴラスの定理」で有名なピタゴラスという数学者は、「ピタゴラス音律」を発見したことでも知られています。


「ピタゴラス音律」とは、完全五度の音程を積み重ねることに基づいている音律で、ピタゴラスの数学的発想によって発案されたといえるでしょう。
宇宙を数と音楽で表現しようとしたピタゴラスの名言に、「弦の響きには、幾何学があり、天空の配置には、音楽がある」というものがあります。


音楽と数学には、深い関係性を見出すことができるのです。

 

 

歴史や地理の知識が深まり、創作力も高まる!

また、音楽に真剣に取りくんでいると、その曲が作られた背景を研究する必要が生まれます。
その曲はどんな土地で作られたのか、その作曲家はどのような風土を愛し、どのような気候の中で生活していたのか。
その曲はどんな時代のどんな情勢の中、どんな必要があって作られたのか…。
そのような背景をひとつひとつ知っていくごとに、歴史や地理の知識も深まることが多いでしょう。

そして音楽を学ぶと「創作力」が高まるとも言われています。

 

日本屈指の名門校「開成中学」の音楽の授業では、ピアノが必修!

25年も前から、開成中学・高等学校では、ピアノの授業を取り入れているのです。


演奏指導と創作指導を行うピアノの授業で、学生の感性を高めているそう。
創作能力が最大限にいかされる作曲専門コースでは、徹底的に知識を身につけた上で、自由な表現を必要とされる課題が出されて、学生の生き方そのものに結びつくような授業のようです。

 

「都立三田高校」には、世界最高峰のピアノが置いてある

都立三田高校の音楽講堂には、スタインウェイのグランドピアノが置いてあります。
スタインウェイは、「神々の楽器」と称されるほど世界的にすばらしいピアノですが、三田高校では普段から本物の音色、スタインウェイの音色に触れて、音楽教育を受けることができるのですね。


熱心な学校が音楽教育に力を注いでいることが、よくわかります。

 

 

一流大学の学生の約半分が、幼少期にピアノを習っていたという結果も!

東大、京大、早稲田、慶応大学の学生の43パーセントが、幼少期からピアノを習っていた、という結果も出ています。

習い始めた年齢で一番多いのが、なんと3歳。

幼少期から、両手を繊細に動かすことへの意識が高まるため、脳のトレーニングになっているとのことなのです。


実際に、この学生らの73パーセントが、「ピアノは脳の機能を向上させる上で役に立つと思う」と答えています。

 

おわりに

ピアノを学ぶことでいろいろな機能が発達し、脳も活性化する上に、ピアノを弾けるようになると、精神的な喜びにも通じる場合が多いので、ゆとりのある生活を送れることでしょう。


何かに行き詰ってしまったり、少し気分転換をしてみたい、新しいことに挑戦してみたいな、という方は、ピアノを学んでみるのもいいかもしれませんね。

 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/

小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8