ピアニスト厳選!クラシック音楽の作曲家を題材にした映画4選(バッハ、ヘンデル、モーツァルト)
クラシック音楽の作曲家を題材にした映画を紹介。それぞれ、「バッハ」「ヘンデル」「モーツァルト」について描いた、クラシック初心者にもお勧めの名作です。伝記もいいけれど映画鑑賞もおすすめ。
こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
クラシック音楽の作曲家に関しては、伝記を読むよりも映画を鑑賞したほうが、理解が深まることが多いと思います。
それは、映画だと自然に音楽が耳に入ってきて、作曲家が残した作品に直接触れることができるからです。
今回は、作曲家を取り上げている映画をご紹介します。
こちらは、1968年に作られた映画で、バッハの時代(1685~1750年)を厳密に再現しているところが、資料としても素晴らしい名作です。
バッハの音楽に浸るためには、当時の様子を知ることが大切になってきます。
ですが、書籍やCDだけでは、なかなか分からないことが多いですよね。
50年前の映画ですが、バッハを取り上げている映画の中で、この作品は最高傑作といえるでしょう。
晩年のヘンデルが回想するという設定で、ヘンデルの少年時代から晩年までの波乱万丈な人生を描いている作品です。
ヘンデルを演じる役者も、少年期・青年期・中年期・晩年と4人の名優が使われていて、この映画だけでヘンデルの生涯を理解することができます。
また、ヘンデルの名曲にまつわるエピソードも、うまくストーリーにからめられながら説明されています。
ヘンデルにあまり馴染みのないクラシック初心者にもお勧めの名作です。
モーツァルトには数多くのエピソードがありますが、中でも恋愛がらみの話は、なかなかドラマティックなものです。
モーツァルトの悪妻として名高い「コンスタンツェ」、モーツァルトが本当に愛したことで知られる歌手であり、コンスタンツェの姉である「ルイーゼ」…。
その三角関係に焦点を当てて、ストーリー性抜群に仕上げたこの映画は、「クラシック音楽を知る」という意識がなくても楽しめる作品です。
クラシック音楽映画として最も大成功を収めた作品が、こちらです。
アマデウスとは、モーツァルト(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)のこと。
この映画は、モーツァルトと深いかかわりのあったサリエリの視点で描かれています。
モーツァルトの度が過ぎた天真爛漫さ、品の無さをクローズアップし、なかば神格化されているモーツァルト像を壊したという点で、その影響力は映画界だけにとどまらず、世のクラシックファンを驚かせた名作です。
今回は、宮廷音楽家と呼ばれる古典派の作曲家について、ご紹介しました。
1600年代、1700年代を再現しているという点でも貴重な映画ばかりなので、古いヨーロッパの芸術や歴史、文化に興味がある方にも、ぜひチェックしてほしい作品です。
映画を見ながら、音楽家たちやその当時の様子に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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