【第59弾】「意味が分かると怖い話」死ぬほど怖い話だけ厳選(解説付き)

【意味怖】最新版!意味がわかると怖い話まとめ(解説あり)第59弾。解説を読んだらゾッとすること間違いなし。読むか読まないかはあなた次第です。短編も長編もあります。

執筆者: MI 職業:ライター

 

 

本当に怖い話だけを厳選しました。

話の本当の意味を知ったら、思わずゾッとしてしまう「怖い話」第59弾。
意味が分かると怖い話 第1弾~第58弾」よりも、更にレベルアップした”ゾッとする話”を届けます!
読むか読まないかはあなた次第です。

 

 

1.ネットカフェ

 

「ありがとうございましたー!」

あー最後の客帰っちゃったよ。暇だなー。

 

俺はネットカフェで働いている。

普通のネットカフェって個室があったり、24時間営業だったりするんだけど

うちの店ってどっちもないんだよね。

オープン席だけだし、営業時間も23時まで。

で、今はその閉店時間の30分前。客はすでに0。

夜のシフトは客も少ないしいつも一人なんだよね。だから閉め作業も一人でやらなきゃ。

 

なんかヒマになっちゃったから客席のPCでネットでも見ることにした。

お?最後の客、履歴も消さないで帰ってやがる。不用心だな。

 

なんか面白い履歴でもないかと思って遡ってみた。

でもなんかありきたりなSNSとかの履歴しかなくて、つまらない。

それでも遡ると、掲示板みたいなものの履歴が出てきた。

 

ん?何の掲示板かな?

 

305:暴れ牛 9/22(土)17:00[sage]

小さい会社とか店しかないから、大丈夫だよ。


306:再チャレンジしたい 9/22(土)21:00[sage]
>>305 本当ですか?僕もいいですか?確実で安全ならば、僕もやりたくなってきました。


307:救世主 9/22(土)22:00[sage]
いいよ。あ、私が幹事です、宜しくね。今んとこ五人集まってるよ。
それに対して、一人しか居ない。余裕でしょう。
あ、暴れ牛さんが言ってるように、周辺は閉めて帰っちゃってます。全ての事情を勘案してお分かりのように、なんにも障害ないっしょww


308:暴れ牛 9/22(土)22:45[sage]
じゃあ、明日打ち合わせのために集まろうね。ってなぜか俺が仕切っちゃってるww


309:救世主 9/23(日)22:50[sage]
記念カキコ。確認しましたが、大丈夫でっす。さてとみなさん、店出ますからね。

 


レジの方からすごい音がした。

 

解説

最後の客は強盗だった。店に客がいなくなり店員が一人になるのを見計らっていた。

 

2.嫁いびり

 

俺の母親は嫁イビリが酷いんだ。

食事に、嫁が同席するのも嫌がる。


今日はいきなり俺たちの部屋に入ってきて、
「掃除」と言い嫁を押し入れに閉じ込めようとした。


俺は腹が立ち「梓に何するんだ!」と母親に対して怒鳴る。
「梓って誰?」と母親。

 

…名前まで把握してなかったなんて…さすがに呆れて物も言えないよ。

 

解説

「梓」はフィギュアの女の子の名前。

 

3.殺す能力

 

きっと多くの人が「あの野郎、死ねばいいのに」なんて思ったことがあると思う。

だけど、それが現実になってしまったとしたらどうだろうか。

幼稚園の時、喧嘩して「死ね!」って思った男の子が

翌日本当に事故で死んでしまったことがあったけど、偶然だと信じていた。

 

中学生の時、元々仲良かった友人と喧嘩した時も友人が死んだ。

高校1年生の時に交際していた彼女に浮気された時も、彼女と浮気相手が揃って事故にあって死んだ。

 

俺には、どうやら「死ねばいいのに」と思った相手を殺す能力がある。

自分が怖くなった。もちろん誰にも打ち明けることができない。

心安らかに、誰にも腹を立てないように生きていかなくては…。

 

それでも高校3年生の時、俺の周りで何人かの人が死んだ。

クラスメイトや、バイト仲間。

そんなに強く恨んだ覚えはないのに…。

俺の能力はそこまで強まってしまっているのだろうか。

 

悩んだあげく泣きながら母に打ち明けた。

母は驚いていたが

とても偶然とは思えない今までの出来事にすぐに俺の話を信じてくれた。

 

父が仕事から帰ると父も交えて話をした。

両親とも「お前は悪くない」と言ってくれた。

 

なんだか少し気が楽になって、その夜はゆっくり眠れた。

 

翌朝、父と母が死んでいた。

 

解説

俺が「死ねばいいのに」と思った相手を殺す能力

ではなく

俺のことを「死ねばいいのに」と思った相手を殺す能力

だった。

 

つまり、父も母も含め皆「俺」のことを「死ねばいいのに」と思っていた。

 

4.彼女の声

 

ある日彼女と二人で心霊スポットにドライブに行った。

地元の旧トンネルなんだけど、昔そこで沢山の人が戦争の犠牲になって死んだらしい。

その日は、かなり強い雨だったんだけど、なんとか辿り着いた。

 

大粒の雨が強くボンネットにあたるから音がうるさくて

彼女の声も聞こえないくらいだった。

 

トンネルの中に入ってみたけど、何も出る気配もなくて

ただ単に雨の音がうるさいだけ。

 

彼女のことを横目でチラチラ見てたんだけど、

きゅっとうずくまって顔もあげようとしないんだ。

どんだけ怖いんだよ(笑)

 

でも彼女が突然「止まって。一緒に車から降りよ。」って。

え、うずくまりながらいきなりなんなんだよ(笑)

トンネルの中で外出るとかさすがに怖すぎだろ(笑)

 

解説

「止まって。一緒に車から降りよ。」

彼女の声ではない。

 

5.彼女とのメール

 

俺既婚者なんだけどさ、彼女がいるんだよね。

主に彼女とはメールで連絡取ってるんだけどさ、

 

先週から彼女のメールの雰囲気が少しだけ変わった気がするんだよね。

前はよく使ってた絵文字とかもあんまり使わない気がするし。

たまに謎の□とか使ってくんの(笑)

 

俺がサバサバした女が好きとか言っちゃったからかなぁ?(笑)

サバサバってこういうことじゃないのに。まぁ可愛いしいっか。

 

解説

嫁が電話帳の彼女のメールアドレスを自分のメールアドレスに変えて、

彼女を受信拒否した。

□は対応していない絵文字(嫁と彼女の携帯キャリアが違う)

 

6.飼育

 

男は数か月分の家賃を滞納していた。

わずかながらあった貯金ももう底を尽きたし、仕事もない。

 

そんなある日、知り合いから

「誰にでもできる高収入サイドビジネス」の話を聞いた。

どうやら家で簡単にできるらしい。ならやろう。

初期費用はかかるものの、すぐに取り戻すことができて

継続的に続けていけるそうだ。

 

数日して、さっそく荷物を受け取った。

荷物には簡単な説明書みたいなものがついていた。

「直射日光に当てないように気をつけ、充分な湿り気と
指定えのエサを与えください。卵から孵化後、
約2週間で成虫となります。」

 

釣り餌となるイソメ、ゴカイ類の養殖の仕事だった。
男にとってはサイドビジネスではなく本職のようなもんだ。

楽だし、意外と高く買い取ってもらえるらしい。

 

業者おすすめの専用水槽を買うお金はなかったから

ちょうど家にあった布団袋の中に土や卵をいれた。

こりゃいいや。匂いも遮断できるし。

 

それから時間が経つと、

布団袋の中でごそごそと音がし始めて

孵化した虫は順調に育っていった。

 

あと2週間くらいすれば、立派に育った成虫を出荷して

お金を受け取ることができる。

 

ただあと1週間くらいというところで問題が起きた。

餌が尽きたのだ。

発注すればいい話なのだが金がない。

自分の食事すらまともにできていないのだ。

マニュアルには「共食いを始めるのでエサは
絶対に切らさないように」と書いてある。

自分のことを犠牲にして冷蔵庫の残り物など与えたが

到底足りなかった。

 

男自身ももう限界だった。

1週間はろくに食事をしていない。

 

そんな時、家賃の滞納の件で大家さんが訪ねてきた。

あまりにしつこいので男はドアを開けたが、

大家さんは、男の異様な痩せ具合と、妙な匂いを不審に思い

部屋の中を見せるように言った。

男は頑なに拒否したが、大家も引き下がらない。

 

その日以来、大家さんの行方が分からなくなり

捜索願が出された。

 

大家さんの遺体を発見した捜査員は

それ以来、スパゲッティなどの麺類が食べられなくなったという。

 

解説

男は、しつこく家に入って来た大家を殺し布団袋に閉じ込めた。

お腹を空かせた虫たちの入った布団袋に。

 

 

さいごに

意味が分かると怖い話」いかがでしたでしょうか?
これからも、どんどん紹介していくので、下の一覧ページをブックマークしてくださいね!

 

 

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 コラムニスト情報
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