【最新・意味怖】「意味が分かると怖い話」を8話厳選。ゾッとする解説付き。 (2/2)

最新版!「意味がわかると怖い話」の中から本当に怖くて、レアな最新話だけをまとめました。解説を読んだらゾッとすること間違いなし。読むか読まないかはあなた次第です。

執筆者: MI 職業:ライター
5.鍵穴

 

私がまだ小さい時の話。
当時、家は貧乏で風呂なしのボロアパートだったので、よく母親と近所の銭湯に行っていました。

子供だったから、母が体を洗う間、湯船で泳いだり浴場をウロウロしてたんです。
そんな時に、湯船の近くに扉?があるのを発見しました。
扉は鍵が閉まっていて開かなかったのですが、私は中が気になって鍵穴から向こう側を覗きました。
けれど何かに覆われて向こう側は見えませんでした。
「なんだ。つまんないの。」

けれど一度目を離した後、もう一度覗いてみると今度はボイラーと思われる機械が見えたのです。
見たことのない世界にドキドキして夢中で覗く私。

けれど、ふと扉の向こうから誰かが近づいてきたような気がして、サッと目を離しました。

次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が出てきて狂ったような動きをしたのです。
私は、怖くて声も出ませんでしたが、その場を急いで去りました。
なぜかこのことは、当時誰にも話せませんでした。

ただ子供だった私は、そんなこともすぐに忘れてしまい
その街を引っ越すことになったのです。

最後の夜にあの銭湯へ行きました。
銭湯で遊ぼうと、私はおもちゃ箱にあったガラクタをお風呂セットと一緒に持って。

湯船の中で、ガラクタを使って遊んでいるとふとあの日のことを思い出しました。
そんな私は恐怖よりも好奇心が勝ってしまい、ガラクタを洗面器に入れてそっと扉の方へ向かったのです。
こっそり鍵穴を覗くとまた向こう側は何かに覆われて何も見えなくなっていました。

私は、その覆っている何かのことが気になり、ガラクタの中にあった箸を、おもむろに鍵穴に突っ込みました。
その瞬間、向こう側で何かが暴れる音がして、私はあわてて箸から手を離しました。
箸は勝手に動き、やがてこちら側に落ちました。

落ちた箸は先から数センチ折れていたのです。
私はあせって、逃げるようにその場を去りましたがこの時もだれにも話すことができませんでした。

その日、私達家族は隣の街へ引っ越していったのです。

数年後、元々住んでいた街へ遊びに行く機会がありました。
銭湯の裏にある公園を散歩している時、
ふとあの扉のことを思い出して身震いしました。

公園には平日だからか、あまり人はいませんでしたが、
一人の男が一心不乱に体を揺らし何かをしているのが見えました。

明らかに挙動がおかしい男でしたが、つい私はじっと見てしまい
男はこちらに気付いたようでした。

男と私の間に距離はありましたが、
彼の顔を見て私はまるで金縛りにあったかのように動けなくなりました。

彼の片方の目は潰れていました。

 

解説

あの日鍵穴の向こう側にいた男だった。
あちら側から男は覗いていたのだ。 

 

【第47弾】「意味が分かると怖い話」閲覧注意な話まとめました(解説付き)「鍵穴」より

 

 

6.人身事故

 

その日は、仕事がなかなか終わらなくて…、結構遅い時間の電車で帰っていた。
やっと乗り換えの駅までついて、ホームで次の電車を待っている時、

ふと見ると髪の長い女の人がふらふらとホームの端まで歩いていくのが見えた。
(…え、もしかして)と思った瞬間に、電車が来る合図が鳴る。
線路に飛び込もうとしている女の人をどうにか助けようとするも、焦りと恐怖で身動きが取れない。

電車がホームに向かって入ってきた途端に女の人は線路へ飛び込んだ。

(ああ…助けられなかった)

目の前で起こった事実から目を背けようと顔を覆うとした瞬間、私の頭に重い衝撃が襲った。

この人身事故で死亡したのは、飛び込んだ女性と私の二人だった。

 

解説

飛び込んだ女性が、電車にはねられた瞬間にバラバラになり、遺体の一部が「私」の頭に向かって飛んできた。

 

【第42弾】「意味が分かると怖い話」死ぬほど怖い話まとめ(解説付き)「人身事故」より

 

7.母との電話

 

うちは母子家庭で、母は夜遅くまで働きに出ていた。
その時間まで俺は勉強とかして過ごすことが多かった。

その夜も、俺は部屋で勉強をしながら母の帰りを待っていたら
母から電話がかかってきた。
「今から帰るけど何か買ってくものある?」
「ううん。別にないよ。」と電話を切った。
数分たってから、牛乳がなかったのを思い出して、着信履歴から母にかけ直した。
3~4コールしても出ないから、運転中かと思って切ろうとした時、通話モードになった。

「あ、お母さん?」
「すーーーー…すーーーーー…(鼻息のような音)」
「おーい、聞こえてる?」
「すーーーー…すーーーーー…」

車の音とか運転してる音みたいなものが一切聞こえなかった。
ただ鼻息のような音が聞こえてきて何だか奇妙な感じ。
別に怖くはなかったけど、なんとなく電話を切った。

間違ってかけた?と思い発信履歴を見たけど母だった。
なんかの拍子に通話ボタン押しちゃったとか?
でも鼻息が聞こえるくらい口元でそんなことないよな…。

色々考えてたら、もしかして事故にあったとか?
通話ボタンは押せても喋れない状況とか?
母の帰宅ルートは山道のような場所だ。誰も気づかない可能性だってある。
なんだか怖くなって冷や汗をかいてきた。

いてもたってもいられなくて、母を探しにいこうと立ち上がった瞬間
車の音が聞こえてきた。

ほっ…。

車が車庫に入り、ドアが開き閉まる音。「バタンッ、バタンッ」と2回。
2回…?

母一人が車から降りるならドアの音は1回なはず。
それに今日は買い物だってしていないはず。
俺は玄関まで母を迎えにいった。

「あら?ただいま」母の荷物はいつも通りバッグ1つ。
居間で電話をしたことを伝えると、運転中で気づかなかったと言われ、
あの変な電話のことを話そうとした時、母が先に話し出した。
「〇〇知っとるやろ?ほら、あのこないだ一家4人惨殺事件あったところ。
あそこを帰りに通ってたんよ。
ちょうど現場のへんに差し掛かった時に、車がね助手席のシートベルトをしめてくださいって言うんよ。
誰も乗ってへんのに。あんたこういう話好きやろ?」

ゾッとした。

 

解説

事件現場で何かが車に乗っていた。
そいつは電話に出て、母と一緒に車を降りた。
家までついてきている?

 

【第54弾】「意味が分かると怖い話」とにかく怖い話をまとめました(解説付き)「母との電話」より

 

8.謎の死

 

早朝からサイレンの音がうるさくて、目が覚めてしまった。
様子を伺おうと外に出ると、マンションの下に警察がたくさんいて現場検証のようなことをしていた。

「何かあったんですか?」
近くにいた警察に聞いてみると
「明け方、4階から飛び降り自殺があってね…」
と顔をしかめた。

マジかよ…と下を見ると何やら搬送していた。

見ていて気分のいいものではないし、一旦部屋に帰って
しばらくしてから、もう一度様子を見に外に出てみた。

まだ警察の現場検証が終わっていないみたいだ。
ずいぶん長いんだなぁ。

さっきの警察と目があったので
「お疲れ様です。現場検証ってすごい時間かかるんですねー」と話しかけると
「いやー、今回は不審な点が多くて長引いてるんだよね。」と言った。

「何かあったんですか?」

「飛び降りたのは20代の女の人なんだけどさ、飛び降りて即死してるんだよ。
なのに、飛び降りる前についたと思われる打撲の痕が体にあって、
しかも4階までの階段にも謎の血痕が見つかったんだよ。」

その時は、DVとかいじめとかそういうので苦しんでたのかな?とか思った。
でも、後から聞いた噂だとどうやら恋人にフラれてショックで自殺したんだって。

 

解説

2階や3階から飛び降りたが死ぬことができず、
打撲し血だらけのまま、階段で4階まで登ってもう一度飛び降りて即死した。

 

【第49弾】「意味が分かると怖い話」ゾッとする話まとめました(解説付き)「謎の死」より

 

さいごに

意味が分かると怖い話」いかがでしたでしょうか?
これからも、どんどん紹介していくので、下の一覧ページをブックマークしてくださいね!

 

 

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 コラムニスト情報
MI
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