ダイエットを成功させるためには、実は油(脂質)が不可欠!痩せるために必要な油の摂り方を、ボディデザイントレーナーが紹介。摂取すべきは、特別なオイルではなく、肉・魚・卵、それぞれに含まれる自然な油でした。
皆さん、こんにちは。
運動・食生活・生活習慣の3本柱でダイエットセッションを行う、ボディデザイントレーナーの花村育彦です。
無理なダイエット・筋肉トレーニングのみを行うのではなく、栄養管理も含めて運動・美容などによって、筋肉隆々といった不自然な体ではなく、自然で美しい体を造ること。(wikipediaより引用)
これまでに、「炭水化物」の大切さ、「動物性タンパク質」の重要性をお伝えしてきました。
この2つは、栄養学の基本である『5大栄養素』です。
今回は、さらに5大栄養素の1つである「脂質」についてお話しします。
脂質とは「油」のことです。
脂質は、代謝や体温、筋肉の動きをコントロールしています。
また、細胞膜や血液などの構成材料にもなります。
自転車に差す油を思い出してみてください。
自転車のチェーンに油が無いと「ギコーギコー」と鈍い音がして、こぐペダルも重たくなり、自転車は走りづらくなってしまいます。
人間もそれと同じで、油が無ければ、カラダの機能は正常に稼働しないのです。
「油を摂ると、太っちゃう!」とおっしゃる皆さん、ちょっと待ってください。
脂質=油にもいろいろと種類があり、その1つに「コレステロール」があります。
そのコレステロールは、一般的に”太る”と言われ続けてきました。
実は、2015年の2月頃に、ワシントン時事で、米当局の新見解が発表されています。
「健康維持のため食事による摂り過ぎには注意が必要とされているコレステロールについて、摂取量を制限する必要は無く、コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではない」とのこと。
油を摂らないと、代謝や体温は低下し、筋肉の動きも鈍ってしまい、血液も正常に作られず、結果、脂肪を溜め込みやすい体質になってしまいます。
油をキチンと摂ることが、ダイエットを着実に成功させるのです。
油は、動物性タンパク質を摂ることで自然と摂れてしまうのです。
肉・魚・卵、それぞれに含まれる油こそ、カラダにとって必要な油です。
花村ダイエットでは、肉の脂身まで残さずに摂ることをお勧めしています。
「肉は太る」とよく言われますが、同時に「肉は痩せる」とも聞きます。
私は後者で指導をしてきて、実際に痩せた人しか見ていません。
これまでに何度も何度もお伝えしていますが、人が太る理由は、砂糖やフルーツといった甘~いものです。
そして、食べないダイエットをして栄養状態が低下すると、逆に太るということも説明してきました。
油で太る理由は、2つあります。
「油はカラダに良い」からといって、油を飲んでしまえば、胃もたれを起こす可能性があります。
胃がもたれると消化不良を起こしやすくなり、太る原因になってしまいます。
食べ過ぎも胃もたれを起こしますから、腹8分目を心掛けましょう。
もう1つは、食品に表記されている『植物油脂』には注意が必要です。
植物油脂は本来、良いものなのですが、防腐や酸化の予防として加工してあることが多いのです。
油は加工されることで『トランス脂肪酸』を発生します。
このトランス脂肪酸は、世界で禁止になっている国もあるほどです。
それは、細胞にダメージを与えてしまうことが証明されているからです。
摂り過ぎには注意なのです。
油は、動物性タンパク質からキチンと摂りましょう。
流行りのダイエット法や不自然なダイエット法は、一時的に痩せるためのものです。
ダイエットの語源は「生活様式」です。
ダイエットは、一生をかけて続けるもの。
そして、人間は本来、太るようにはできていません。
自然である、お米や動物性タンパク質を腹8分目で摂り、お菓子などの不自然なものは極力控えるようにしましょう。
私たちのカラダは、食べたものから作られています。
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